鉄道ホビダス

加賀一の宮…あと4日。

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▲いよいよ終焉の時が近づいてきた。正面には「鶴来←→加賀一の宮FINALRUN」と記されたステッカーが貼られている。'09.10.25 加賀一の宮 P:佐野 徹

本誌今月号誌面でもご紹介している「名残の北陸鉄道加賀一の宮を訪ねる」(→こちら)をご覧になった佐野 徹さんから、廃止がいよいよ目前に迫った加賀一の宮駅を訪ねてきましたと、写真をお送りいただきました。

091027nn%EF%BC%A2.jpg早いもので私が加賀一の宮を訪ねてから一ヶ月あまり、夏の名残を感じた手取川沿いもすっかり秋の装いとなっているようです。石川線鶴来~加賀一の宮間の最終運転は今週土曜日の10月31日、つまり残すところあと4日となってしまいました。
佐野さんのお便りでも、先週末はお名残乗車や撮影の方たちでただならぬ賑わいとなっていたようですが、野町から加賀一の宮まで乗務されていたアテンダントの女性の方の心配りが素晴らしく、たいへん印象に残る訪問となったそうです。
▲加賀一の宮駅に停車中のFINALRUNステッカーを掲出したクハ7212。'09.10.25 加賀一の宮 P:佐野 徹
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▲加賀一の宮駅の改札口には手作りのささやかな飾りが付けられた(左)。また、駅入口には「八十二年間ご利用ありがとうございました」と廃止の公示が掲げられている(右)。'09.10.25 加賀一の宮 P:佐野 徹
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091027nnA.jpgこれまでにもご紹介してきたように、この鶴来~加賀一の宮間は1927(昭和2)年に金名鉄道が開業した区間です。金名鉄道はその壮大な名称が示すように、金沢と名古屋を結ぼうという荒唐無稽とも思える夢を描いていましたが、結局、白山下までの16.8㎞(実際は白山下が起点)を開業するのが精一杯でした。開業2年後鶴来~加賀一の宮間は金沢電気軌道に譲渡され、さらにその後、いわゆる戦時統合で他の石川県内の小私鉄とともに北陸鉄道に統合されて「石川線」の一部となったわけですが、開業から82年を経て、ついに金名連絡の夢の名残が消えてゆくことになります。
▲石川線車内の運賃表の鶴来~加賀一の宮間の表示も今週末で見納め。'09.10.25 加賀一の宮 P:佐野 徹
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▲夕日を全身に浴びて手取川沿いを終点・加賀一の宮へと向かう7701F。この光景もあと4日で永遠に見られなくなってしまう…。'09.9.20 加賀一の宮 P:名取紀之
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最終運転日の10月31日は折りしも土曜日。週末を利用して多くの方が名残の加賀一の宮を訪れるに違いありません。

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