鉄道ホビダス

名残の北陸鉄道加賀一の宮を訪ねる。(下)

090924n001.jpg
▲朝日を浴びて加賀一の宮駅構内に入る7101F。この踏切が鐘撞式警報機を備える。左後方の手取川に架かる橋が鶴来バイパスの山上郷大橋。'09.9.21
クリックするとポップアップします。

北陸鉄道石川線鶴来~加賀一の宮間2.1㎞の廃止予定日は来る11月1日。つまり10月31日の運転をもって、82年間にわたる歴史に幕を降ろすことになります。

turugimapn001.jpg訪問したのが5連休の真っ最中とあって、さぞや名残を惜しむファンで賑わっているのではと思いきや、各列車に十人程度のファンの姿はあるものの、拍子抜けするほど普段と変わりない日常風景が展開していました。ことに沿線で本格的に撮影されている方の姿はあまり見かけず、コンパクトデジカメや手持ちのビデオカメラで記録されている皆さんが目につきました。

▲地形図に見る今回の廃止区間。(国土地理院・電子国土より)
クリックするとポップアップします。

090925n006.jpg
▲隣接する古宮親水公園から加賀一の宮駅ホームを見る。対向式ホーム時代と異なり、写真撮影はなかなか難しい。'09.9.21

090924n003.jpg
▲鶴来駅構内に留置されているED201(右)とED301(左)。除雪用とはいえ、2輌の電気機関車が残されているのは嬉しい限り。なお、この写真は道路から撮影可能。'09.9.21
クリックするとポップアップします。

090924n002.jpgこれまでにもご紹介してきたように、今回の廃止予定区間はとりたてて特筆されるロケーションとは言えず、加賀一の宮駅駅舎のほかにあえて挙げるならば、加賀一の宮駅手前の鶴来バイパス山上郷大橋からの展望(下のカットや一昨日のトップに掲げたカット)が最もこの区間を象徴していると言えましょうか…。
▲鶴来駅上り方の跨線橋から唯一車籍を残す旧型車3752とホム1をのぞむ。'09.9.21
クリックするとポップアップします。

090924n051.jpg
▲鶴来バイパス山上郷大橋から加賀一の宮駅を発車してゆく列車を撮る。開けた場所の少ない鶴来~加賀一の宮間にあって随一の撮影ポイントといえる。'09.9.21
クリックするとポップアップします。

090925n003.jpg
▲夕闇の加賀一の宮駅で折り返しを待つ。こんな光景もあと二ヶ月ほどで見られなくなってしまう…。'09.9.21
クリックするとポップアップします。

10月末には手取川周辺も見事な紅葉に覆われるに違いありません。その艶やかさをせめてもの餞として、金沢と名古屋を結ぼうとした金名鉄道の野望は、ついに夢幻と消えることになります。

090820n008.jpg

レイル・マガジン

ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2018 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.