鉄道ホビダス

1080号機 梅小路でお披露目。

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▲まるで動態と見まごうばかりの矍鑠とした姿に甦った1080号機。あえて艶を押さえた仕上げに注目。梅小路蒸気機関車館
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日鉄鉱業羽鶴から7月26日未明に梅小路に運び込まれた1080号機が、二ヶ月近くにわたるお化粧直しを終えて、今日、正式に日鉄鉱業からJR西日本へと譲渡されました。

090914n002.jpg14時から梅小路蒸気機関車館で行われた譲渡式では、JR西日本の百田和之執行役員広報部長が挨拶に立ち、車齢108歳を数える1080号機が梅小路17形式19輌目の保存機に加わることによって、明治、大正、昭和を代表する蒸気機関車が揃ったことの意義と、譲渡の英断をされた日鉄鉱業への感謝が伝えられました。
▲検修庫7番線で化粧直し最終段階を迎えた1080号機。梅小路運転区
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▲蒸気機関車館13番線で行われた譲渡式。挨拶に立つJR西日本百田執行役員広報部長(左)と日鉄鉱業松本社長(右)。'09.9.14 梅小路蒸気機関車館
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090914n005jpg入れ替わりに挨拶に臨まれた日鉄鉱業の松本六朗社長は、同社の創立と時を同じくして移籍し、まさに社業の年輪とともに過ごしてきた本機への、会社を挙げての思いを披露されました。本誌誌上でも一部ご紹介しましたが、赤谷鉱業所から羽鶴への転属にしても、その後の郡山工場最終入場にしても、その時代、その時代それぞれにこの機関車を残そうという日鉄鉱業の皆さんの思いがあってからこその今日なのです。「どうか末永くかわいがってやってください」と結ばれた松本社長の声が少し掠れていたように聞こえたのは、お風邪をめしているからと仰られたからだけではないような気がします。
▲JR西日本から日鉄鉱業松本社長にナンバープレートの複製が贈られた。'09.9.14 梅小路蒸気機関車館
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日鉄鉱業からは「D9形改造、形式1070形、番号1080号」を譲渡する旨の目録がJR西日本湊京都支社長に手渡され、返礼としてJR西日本からは1080号機のナンバープレート(レプリカ)が松本社長へと手渡されました。

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▲昭和初期、梅小路には1070形の僚機が配置されていた。実に80年近い歳月を超えて、1070形が重要文化財となっている1914(大正3)年建造の扇形庫に戻ってきた。旧字体の「梅」の区名札が誇らしげだ。梅小路蒸気機関車館
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梅小路運転区とサッパボイラの手によってお化粧直しされた1080号機は、ほど良いつや消しの黒にロッドの赤も鮮やかに、明日からいよいよ一般公開となります。

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