鉄道ホビダス

釧路の鉄道の魅力を満喫できる3日間。

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太平洋石炭輸送販売線(旧釧路臨港鉄道=書籍『編集長敬白』参照)を中心とした釧路地域の鉄道・産業遺産のサポーターとして活躍している「釧路臨港鉄道の会」が、JR北海道と力を合わせて興味深いツアーを計画しています。実施まで日がなく、誌面告知が間に合いませんので、今日は小ブログ上で釧路臨港鉄道の会の皆さんにこのツアーの概要を紹介していただきましょう。
▲春採駅で発車を待つディーゼル・エレクトリックDE601の牽くシャトルトレイン。詳しくはアーカイブ「太平洋石炭販売輸送を訪ねる」(→こちら)参照。'07.1.20 P:名取紀之
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釧路臨港鉄道の会が企画からガイドまで全面協力した「冬のSLと石炭のマチ・釧路 ~SL冬の湿原号撮影・乗車と釧路の石炭産業・鉄道名所を体験する3日間~」がJR北海道釧路支社から発売となりました。

090110n001この体験会は、釧路商工会議所、釧路市などでつくる「くしろ圏広域観光推進コンソーシアム」が、産業観光など地域の産業や資源に根ざし、新たな付加価値を持った観光集客の推進を目的に進めている「くしろ海底力(そこぢから)プロジェクト」の事業として行われるもので、釧路の石炭産業や輸送産業について理解を深めていただくことをテーマに「モニター見学会&体験会」を企画しました。
▲DE601を先頭に走る石炭列車シャトルトレイン。'08.12.23 太平洋石炭販売輸送臨港線春採-知人(春採湖畔) P:情野裕良(釧路臨港鉄道の会)

今回のポイントは、釧路ならではの鉄道名所へご案内できることです。いずれも普段立ち入れない鉄道名所や訪問しづらい場所ばかりですが、当会のネットワークも駆使して、実現しました。
いくつかご紹介すると…わが国唯一の坑内掘り炭鉱・釧路コールマインの視察研修会に参加します。構内に入り、坑外軌道(ナロー)を間近で見学、撮影します。ご存知のとおり、同社は発足以来、見学・撮影目的のファンの敷地内立ち入りを一切許可しておりませんが、今回、特別に輸送・運搬施設見学を加えてもらいました。また、炭鉱の概要説明やVTR上映、坑内で着用する作業服やヘルメットの装着体験などで石炭産業を学んでいただきます。

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太平洋石炭販売輸送の石炭列車を撮影します。車輌基地がある春採駅での撮影見学会は確約で、沿線での走行写真撮影も最大限配慮します。鉄道の性格上、運休の可能性もゼロとはいえず、100%確約できないのが残念なのですが、当日も現場とホットラインで連絡を取り合い、走行場面が撮れるよう最大限努力します。
▲太平洋炭礦時代からの名物=ノッポ電気機関車とバテロコの併走。今なお現役のこの2フーターを間近で見られるのも今回のツアーの大きな魅力。'08.12.23 釧路コールマイン坑外軌道(公道から撮影) P:情野裕良(釧路臨港鉄道の会)

釧路運輸車両所を訪問し、庫に帰区したC11を見学します。長めに時間をとりますので、三脚使用のバルブ撮影にもチャレンジできます。検査灯に照らされた動輪やロッドは、カッコ良いですよ。また、「SL冬の湿原号」を2日目は釧路川鉄橋で、3日目は塘路駅付近で撮影、「厳冬期の沿線撮影にチャレンジしたいけれど経験がなく不安…」という方には特にお薦めです。標茶からの復路は湿原号に乗車します。初日の運輸車両所訪問とあわせ、毎日「煙」を楽しめます。そのほか、坑内電車・機械などが展示される炭鉱展示館の見学や雄別鉄道の保存機8722号の見学、ちょっとしたお楽しみなども計画中です。

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▲検査灯に照らされるC11のロッド。今回の見学会でも、このような撮影のチャンスが…。'08.2.16 釧路運輸車両所(釧路市立博物館主催「石炭基礎講座特別編」参加時に撮影)
P:情野裕良(釧路臨港鉄道の会)

2月20日(金曜日)発、羽田空港発着で20名様限定、参加費はツイン(2名1室)利用で1名4万4800円(シングル利用は4万6800円)。激安フリープランにはかないませんが、釧路空港から安全な貸切バスで、JR北海道の添乗員並びに当会が全行程をご案内します。雪まつりのある2月の金曜日発としては、お手頃価格に設定できたと思います。

090110n004地元のレイルファンが集まる当会のメンバーが、鉄道好きの気持ちになってご案内します。当会の今年最大のイベントとして気合が入っています。全国の皆様に「鉄道と炭鉱のマチ・釧路」の魅力を知っていただくとともに、当会の目標である地元の人にその魅力を再発見してもらう契機となる期待も込めて、満員で催行したいと思いますので、ぜひご参加下さい!
お申し込み先など詳しくは、JR北海道釧路支社ホームページ掲載のパンフレット(→こちら)をご覧下さい。
▲C11 171の刻印。P:情野裕良(釧路臨港鉄道の会)

一昨年のちょうどこの季節、「北海道の鉄道と連絡船を保存するシンポジウム」で釧路を訪れた際、釧路臨港鉄道の会の皆さんのお世話で今回実施されるツアーとほぼ同行程を体験させていただきましたが、今もって深く印象に残るものでした。お名前を挙げさせていただいて恐縮ではありますが、釧路新聞社の星さん、釧路商工会議所の情野さん、釧路市博物館の石川さん、釧路製作所の奥山さん…釧路臨港鉄道の会に集ったそんな地元ファンの皆さんの、いわば“顔が見える”ツアーだけに、個人的にも絶対の自信をもってお薦めしたいと思います。

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