鉄道ホビダス

絵筆一本旅の空…『鉄道絵手紙』まもなく発売。

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本誌誌上で198回にわたって連載した「絵画館」の沼田博美さんが、世界のポストから送った鉄道と乗り物の絵手紙集、その名も『鉄道絵手紙』が間もなく発売となります。リスボンの路地裏から、晩秋のメルボルンから、北海道の大地から、そして廃線迫る谷汲から…。スケッチブック、ホテルのエンベロップ、時にはコンビニの封筒にまで即興で描いたスケッチが、列車に乗り、空を飛び、本人とは別の“旅”をして自宅に戻ってくる…思えば、それはなんとも心豊かな“鉄道趣味”ではないでしょうか。

tetudouetegami102.jpg東京芸大を卒業後、グラフィックデザイナーとして広告業界に身を置かれている沼田さんは、当然、お仕事柄海外に出られる機会も多く、寸暇を惜しんでスケッチされた作品は信じられないほどの数に達します。そのうちのいくつかは見知らぬ異国の町の小さな郵便局からご自宅宛にお送りになったもの。本誌連載時に海外ものをご紹介する機会はほとんどありませんでしたが、実は海外ものこそ沼田さんの真骨頂とも言え、今回はあえて海外篇をトップに据えて存分にその魅力をお伝えすることとしました。

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▲フランス篇「パリの空の下」(上)とポルトガル篇「リスボンの風」(下)より。切手にもそれぞれのお国柄が表れていて興味が尽きない。
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tetudouetegami105.jpg第一章・海外篇
ロンドン交通博物館巡り/パリの鉄道駅と都市交通博物館/石畳の街ミラノのトラム/チューリッヒのトラムとスイス交通博物館/メルボルンのトラム/シドニー・セントラル駅/リスボンのトラム28系統とエレヴァドール
第二章・国内篇
九州の三井三池専用鉄道と熊本電鉄/北海道に残る旭川電気軌道の保存車/廃止された岐阜の名鉄600Ⅴ路線/天下の嶮へのクライマー箱根登山鉄道
第三章・実践篇
消印は、現地でもらう御墨付き/世界の郵便局で、切手を買おう/博物館で描く、オリジナルカバー

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▲スケッチを描いた面に切手を貼るのが“沼田流”。絵と切手、それに消印が一体となって独特の風合いとなってゆく。旭川電気軌道101。
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tetudouetegami107.jpg最終章は「実践篇」とし、国内はもとより世界各国での切手の買い方から、郵送方法のノウハウまでを紹介していただきました。それにしても、過不足ない切手さえ貼ってあれば、例えコンビニの封筒だろうと送ることが可能だとは知りませんでした。絵の上手い下手は別として、思わず一度トライしてみたくなるに違いありません。
沼田さんは旅好きの方々、特に女性にも親しんでいただきたい…とおっしゃっておられますが、まさに女性の方にも是非手に取っていただきたい一冊です。

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▲消印は、現地でもらう御墨付き…まさに名言。見知らぬ町で直接会うことはなかった郵便局の人が消印を押し、「絵手紙」はいったいどんな旅をして戻ってくるのだろうか。
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■沼田博美『鉄道絵手紙』
・10月21日頃全国発売
・A5判上製本160頁(オールカラー)
・定価1,800円(税込)

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