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N700系がブルーリボン賞を受賞。

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▲700系と並んだ受賞記念列車のN700系。手前にブルーリボン賞受賞記念プレートがディスプレーされている。'08.10.26 東京駅 P:RM(伊藤真悟)
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鉄道友の会(会長・須田 寛)による2008年「ブルーリボン賞」授賞式が、去る10月26日(日曜日)に執り行われました。6月22日付け小ブログでもご紹介したように(→こちら)、第51回目となる今年の同賞は、エントリー18車種の中から、有効投票数2512票のうち最高得票の629票を獲得したJR東海・JR西日本のN700系新幹線電車が受賞し、東京駅ホームを使っての華々しい式典となりました。

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▲鉄道友の会須田会長の挨拶。長年にわたってJR東海の社長・会長職を務められた方だけに、今回のN700系の受賞には感慨もひとしおの様子…。'08.10.26 東京駅 P:RM(伊藤真悟)
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13:07に東京駅18番ホームに受賞車輌のN700系が入線、式典は須田 寛鉄道友の会会長の挨拶から始まり、髙井薫平鉄道友の会ブルーリボン賞選考委員長より今回の同賞選考経過が報告されました。

MG_0345n003.jpg・ 新幹線では初となる車体傾斜装置を採用し、東海道区間において乗り心地を損なうことなく曲線通過速度を高めた点。
・ 先頭形状は「遺伝的アルゴリズム」を用いた設計手法により、流体力学的に最適な形状としたエアロ・ダブルウィング形とし、連結面を覆う全周ほろの採用とともに、走行抵抗と騒音の低減を図った点。
・ 編成全体にわたる出力増強と動力配置の最適化により、加速力の向上と、回生ブレーキの効果向上による省エネを同時に実現し、セミアクティブ制振制御装置により、乗り心地向上も実現した点。
・ ATCや制御伝送システムのデジタル化といった列車や車輌の制御や保安のための技術の充実も活かし、日本が誇る鉄道システム「新幹線」の新しい時代に高い次元で調和する車輌として、今までにない機能を実現した点。
・ グリーン車へのリクライニング操作と連動して座面が傾斜するシンクロナイズド・コンフォートシートの導入や、客室内電源コンセントの大幅な増設といった近年の生活やビジネススタイルの変化に合わせた装備の充実などの意欲的な試みが、乗り心地や静粛性の向上に惜しみなく投入された技術と相まって、格段の快適性が得られている点。
・ このN700系の投入により、品川、新横浜など大都市圏での停車駅増加を実現しながら、「のぞみ」号が持つ速達性の維持・向上が可能となっただけでなく、さらなる省エネ化も達成され、鉄道輸送の優位性を示すことになった点。
このような東海道・山陽新幹線用車輌として歴代最強となる存在感と快適性が鉄道友の会の多くの会員の支持を集めたことが決定理由となりました。

▲須田会長からJR東海松本社長へ表彰状が手渡される。手前は久保 敏副会長とJR西日本佐々木副社長。'08.10.26 東京駅 P:RM(伊藤真悟)
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式典は続いて須田 寛鉄道友の会会長から松本正之JR東海代表取締役社長へ表彰状が、久保 敏鉄道友の会副会長から佐々木隆之JR西日本代表取締役副社長兼執行役員IT本部長へ記念楯がそれぞれ授与され、松本社長が受賞者代表として挨拶を行ないました。

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その後、関係者によるくす玉割りと記念プレートの除幕式が行なわれ、2008年ブルーリボン賞の受賞を祝いました。
なお、性能・デザイン・製造企画・運用などの諸点に卓越したものがあると選定委員会が認めた車輌に贈られる「ローレル賞」は、JR東日本のE721系(一般仕様0番代車はアーカイブ「E721系に0番代車登場」参照)と同系の仙台空港鉄道SAT721系、さらにJR東日本のハイブリッド気動車キハE200形(アーカイブ「ハイブリッド車キハE200いよいよデビュー」参照)が受賞しており、それぞれこれから式典が行なわれる予定となっています。

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