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「模型列車」の“C.P.HUNTINGTON”。

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▲「模型列車」で活躍するチャンス社の “C.P.HUNTINGTON”。レディーメードどころか、世界各地に同形機が送り込まれている大ベストセラーであった。'08.9.17
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先週2回にわたってお目にかけた「としまえん」の園内鉄道「模型列車」ですが(アーカイブ「ランケンハイマーの汽笛」「続・ランケンハイマーの汽笛」参照)、豊島園から製造元であるアメリカ・カンサス州のチャンス社(CHANCE MANUFACTURING COMPANY,INC.)の資料を頂戴いたしましたので、改めてご紹介してみたいと思います。

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▲その正面と木目調で丹念に作り込まれたランボード部。煙室扉の周囲にはチャンス社の社名が入れられているのがわかる。'08.9.17
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それによると、この“C.P.HUNTINGTON TRAIN”はやはり機関車+客車の編成でレディーメード品として販売されていたものでした。スペックシートによれば、1863年製のサザン・パシフィック鉄道の1号機“C.P.HUNTINGTON”を“Scaled replica”としたもので、機関車の動力は水冷4気筒ガソリンもしくはディーゼルエンジン、オートマチック・トランスミッションを持ち、空気制動も標準装備されています。運整重量は2.7t、最高速度は19㎞/h、通過可能最小半径15.3m、対応最急勾配30‰。

080924n104.jpgこの“C.P.HUNTINGTON”とお揃いの客車も用意されており、機関車1輌に対して客車2~6輌が“セット”として販売されていたようです。機関車・客車ともに真鍮色のトリムとクローム仕上げのトリムを選べるようになっており、特別塗装や車椅子対応のバージョンも用意できると記載されています。
▲同形3輌中2輌で銘板を確認することができた。これは現在稼動中の個体に付けられたもの。'08.9.17
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▲“C.P.HUNTINGTON TRAIN”のチャンス社の仕様書。上は実物のサザン・パシフィック鉄道の1号機“C.P.HUNTINGTON”で、ほぼ忠実にダウンサイジングされていることがわかる。(豊島園提供)
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この“C.P.HUNTINGTON TRAIN”シリーズは1961(昭和36)年に最初のユニットが地元カンサス州のジョイランド・パーク(2007年に閉園)に納入されたのを皮切りに、今年までに実に354セットが世界中に販売されたそうです。わが国にも12セットが入っているとのことで、としまえんの3輌目は栃木県のりんどう湖ファミリー牧場(アーカイブ「知られざるアプト式鉄道」参照)から移籍してきたものだそうです。さすれば、まだまだ未見の仲間がどこかにいるはずです。

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