鉄道ホビダス

「昭和の記憶」上野展始まる。

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▲高円寺駅ホーム西端(阿佐ヶ谷寄り)。中央線中野~荻窪間高架線の完成直後、高架道床の地固めのためにやってきた八王子区のD51。左側にはEF13に牽かれて下ってゆく客車列車の姿も見える。'66.4 P:三谷烈弌
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明日23日(水曜日)から、JR上野駅Breakステーションギャラリーで、RMライブラリー第50巻・三谷烈弌(みたに あきひと)さんの『昭和の記憶 カラーで顧みる1950年代の汽車・電車』をベースにした同名の写真展が始まります。

mitanisankodama.jpgすでにRMライブラリー第50巻をご覧いただいている皆さんには改めてご紹介するまでもありませんが、本写真展では、明治・大正期の面影をのこす1950年代の鉄道風景をはじめ、戦後復興から高度経済成長前夜へと、昭和をかけぬけた鉄道情景が三谷烈弌さんの貴重なカラー映像により甦ります。車輌の移り変わりのみならず、その背景となっている町並みや広告の看板、人びとの風俗など、50年という時代を経たいま、「昭和の鉄道」に新鮮な感動や興味を覚えずにはいられません。
▲明日からのオープンを前に準備を終えた会場を視察する三谷さん。バックは伊東から東京へ向かう湘南電車車窓から見た特急「こだま」('58.10 P:三谷烈弌 )。左上の東横線には5000系の姿が…。 '08.7.22
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▲写真展「昭和の記録」のフライヤー。一ヶ月あまりの会期、しかも初電から終電まで上野駅が開いている限り無料で観られるのが嬉しい。
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この写真展、上野駅中央改札上のステーションギャラリーという立地もさることながら、展示作品の大きさも一般の写真展会場とは比べ物にならないほどのスケールで、B0判という通常では考えられない身の丈ほどのパネルを中心としての展示です。また、構内のオープンスペースだけに、初電から終電まで、それこそ上野駅が開いている時間はいつでも観覧可能なところも特筆されます。

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▲晩秋の昼下がり、鹿島参宮鉄道龍ヶ崎線4号機の牽くミキストが折り返しの入換えに励む。1950年代は東京近郊にもこんな長閑な光景が見られた。'58.11 佐貫 P:三谷烈弌
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ちなみにこの写真展はJR東日本が主催、小誌編集部が協力して実現したものですが、企画・構成は『くろがねの勇者たち』でもプロデューサー役を務められた東京都写真美術館の関次和子さんが担当、プリントはミュージアムプリントで知られる写真弘社が担当しています。カビや退色など、決して状態が良いとはいえないポジからでも、最新の技術ではここまで大伸ばしができるという点にもご注目いただければと思います。

mitanisantoden.jpgBreakステーションギャラリー 企画展
写真展「昭和の記憶 カラーで顧みる1950年代の汽車・電車」
2008年7月23日(水)→8月21日(木)
主催:東日本旅客鉄道株式会社
協力:東京都写真美術館/レイル・マガジン編集部/写真弘社
企画・運営:Breakステーションギャラリー事務局
会場:JR上野駅正面玄関「ガレリア」2階
入場無料・会期中無休
http://www.jr-break.com/gallery/ueno/
企画・構成:関次和子(東京都写真美術館)

▲御成婚奉祝花電車。田村町交差点を渡りNHK(内幸町)前を通り日比谷へ向かう。粛々と進むパレード。この時が花電車専用の車輌を利用した最後となった。東京タワーが建って3年目。'59.4.14 P:三谷烈弌
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時まさに夏休み。会場は上野駅中央改札真上ときわめて足の便も良く、しかも開催時間も初電から終電まで。ご家族でのお出かけのついでに、また会社帰りに、ぜひお立ち寄りください。

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