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489系トップナンバー健在。

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▲国鉄特急色ボンネット車の並びがまだ見られるとは…。予備編成(奥)と顔を合わせたトップナンバーH1編成。'08.4.3 金沢総合車両所 P:RM(新井 正)
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1958(昭和33)年11月、“ビジネス特急”「こだま」は、従来の国鉄車輌のイメージを根底から覆すボンネットスタイルで鮮烈なデビューを飾りました。そうです、1958年ということは今年でちょうど50年、半世紀を迎えることになるのです。

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▲Tc489-1とTc489-501の車体標記。形式記号の頭につく直径40㎜の●印は今や過去のものとなった「横軽対策車」の証。'08.4.3 金沢総合車両所 P:RM(新井 正)

オリジナルのモハ20系(151系)から161系、181系、481系、485系と脈々と引き継がれてきたボンネットスタイルは、1971(昭和46)年に横軽(碓氷峠)対応の489系へと継承されます。最初に誕生したのは先頭車クハ489形をはじめ、モハ488・489形、サロ489形、サシ489形の5形式54輌。なかでもクハ489形はEF63形と連結する関係から向きが固定され、下り方が0番代、上り方が500番代と作り分けられました。

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▲唯一の定期ボンネット運用となった「能登」で活躍を続ける金沢のトップナンバー編成H1(写真はTc481-501)。1971(昭和46)年生まれの現役長老車輌である。ちなみに現在「能登」は必ず国鉄特急色のボンネット車が充当される貴重な列車である。'08.4.3 金沢総合車両所 P:RM(新井 正)
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そのクハ489形0番代、500番代のそれぞれトップナンバーが奇跡的に生き残っている、しかも“今なお現役”として生き残っていると聞き、本誌今月号では金沢総合車両所にうかがい、その姿を詳細にご紹介しております。

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▲ボンネット型特急電車のシンボルのひとつでもある運転席上のライトカバー(左)とボンネット裾部に設けられたMG冷却用の空気取り入れ口。'08.4.3 金沢総合車両所 P:RM(新井 正)
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誕生から37年の歳月が経過しているにも関わらず、同所H1編成の前後に組み込まれたトップナンバー車は、さながらいぶし銀のごとき輝きを放っています。細かい差異はあるものの、基本的はシェープとしては半世紀前から何ら変わっていないボンネットスタイルと国鉄特急色は、時空を超えて生き続けられるデザインの力を私たちに再認識させてくれるかのようです。

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▲Tc489-1の運転室。オリジナルと比べると、各種保安装置が追加されたほか、マスコンがMC53形に交換されている。'08.4.3 金沢総合車両所 P:RM(新井 正)
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現在このトップナンバーをはじめ、金沢総合車両所に配置されている489系は4編成34輌。H1?H3の9輌編成3本が急行「能登」に運用されており、そのほかにラウンジカーの組み込まれていない7輌編成1本が予備として在籍しています。そして驚くべきことにその4編成すべての先頭車がボンネットスタイルで、しかも国鉄特急色なのですから、まさに奇跡と言っても過言ではないでしょう。なお、この金沢総合車両所のトップナンバー編成については発売中の本誌でたっぷりとご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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