鉄道ホビダス

ペンタックスK20Dで大連市電を撮る。

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先日の中国・遼東半島の旅にはペンタックスの最新鋭デジタル一眼「K20D」と、これまた発売になったばかりの標準ズームDA18-55㎜F3.5-5.6ALⅡを携行しました。これまでにも「*ist DL2」などペンタックスのデジタル一眼には少なからず馴染んできただけに、初めて手にする「K20D」にもとりたてて戸惑うことはなく、初日から旧知のごとく使いこなすことがでました。
▲大半の電車が折り返す華楽広場電停付近まで来ると、市街地の喧騒が嘘のように静かな街並みが続く。茫々とした夕日がわずかなハイライトとなって市電を照らす。こんなデリケートなライティングにもK20Dはしっかりと応えてくれた。'08.3.20 春海街?華楽広場(DA18-55㎜F3.5-5.6ALⅡ)
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被写体はひさしぶりに再会した大連市電。かつては戦前の日車製オリジナルのままの3000形や、“犬顔”の現地製1000形などが行き交っていた路線にも、今や連接車体のLRTが幅をきかせつつあり、すっかり様変わりしてしまっていました。大連市電に関しては近日中に改めてご紹介いたしますが、今日はこの市電散策で活躍してくれた「K20D」を詳しくご紹介いたしましょう。

k20ddaienekimae.jpgペンタックスのフラッグシップたる「K20D」の“売り”はなんと言っても有効約1,460万画素の新開発CMOSセンサーです。もちろんさらに画素数の大きなデジタル一眼レフも世の中には存在しますが、大判の誌面が売りの本誌にあっても、これほどの有効画素数があれば充分以上で、見開きにさえまったく問題なく反映できます。しかも他のいわゆるハイエンド機がそれなりに大きく重いのに対して、この「K20D」は質量715グラム(本体のみ)と非常にコンパクト。海外の旅では、数日経つうちにこのコンパクトさが何ものにも代え難いメリットとなって実感されるはずです。
▲大連の旅をともにしてくれたペンタックスK20D+DA18-55㎜F3.5-5.6ALⅡ。ちなみにこの写真の撮影もペンタックスOptio S4。'08.3.20 大連駅前
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▲民主広場(日本時代の敷島広場)電停を行く戦前の日車製3000形更新車。ペンタックスK20D+DA18-55㎜F3.5-5.6ALⅡの組み合わせは街歩き+路面電車撮影にはもってこいだ。'08.3.20
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また、明暗差の大きい鉄道撮影にはこの「K20D」が採用したダイナミックレンジの拡大が非常に奏功しており、ことに印象的な朝夕の斜光線を活かす撮影にはもってこいです。さらにボディ内蔵手ぶれ補正機構=シェイクリダクション(SR)が意外なほど心強く、標準レンズで手持ち1/4secまでは確実にブレない…などと日頃から豪語している身にとっても、ありがたい限りでした。

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▲201系統の終点・海之韻公園へと下りこんでくる3000形更新車。近年路線延長された区間で、周囲は海沿いの造成地が続く。'08.3.20(ペンタックスK20D+DA18-55㎜F3.5-5.6ALⅡ)
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▲上の写真の部分アップ。シェイクリダクション機構が効いて、露出のない厳しい条件にも関わらずブレは見事に押さえられている。'08.3.20

これらのほかにも各種カスタムイメージの設定など新機軸が盛りだくさんですが、鉄道撮影に意外と“使える”のが、高性能デジタル一眼レフにはなぜかほとんど装備されてこなかったライブビュー機能です。コンパクト・デジカメの場合はモニター優先でむしろファインダーがないがしろにされてきたきらいがありますが、逆にデジタル一眼レフの場合、モニターは撮影画像を確認するもので、ライブビュー機能は省略されてしまうのが一般的でした。それだけにこの「K20D」のライブビュー機能搭載はまさにわが意を得たりの思いです。今回もファインダーを覗くことのできない車輌の部分写真などに、さっそく活用させてもらいました。

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▲3000形コントローラーのアップ。このサイトでアップロードできる限界まで画像容量を大きくしているので、ぜひ拡大してご覧いただきたい。ウェッブでは1460万画素の実力のほんのわずかしか伝えられないが、それでもこのポテンシャル。もちろん手持ち撮影。'08.3.20(ペンタックスK20D+DA18-55㎜F3.5-5.6ALⅡ)
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最速約3コマ/秒(連続撮影コマ数最大約38コマ)もよほど特殊な状況下でもない限り充分以上で、なによりもシャッターレスポンスが非常にクイックで、その点でも鉄道撮影にはもってこいです。もちろんセールスポイントとして謳われている防塵・防滴構造も過酷なフィールド撮影が少なくない鉄道写真向けと言えましょう。

詳しくはペンタックスK20Dスペシャルサイトへ(→こちら

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