鉄道ホビダス

愛媛県総合科学博物館の“坊っちゃん列車”。

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▲常設展示場3階の最奥に愛媛県の交通の発達を伝えるコーナーがある。模擬ホーム横に展示されているのは驚くほど良くできた“坊っちゃん列車”レプリカ。'07.7.21
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先日ご紹介した「カラミ電車」を見に新居浜市の愛媛県総合科学博物館を訪れた際、館内展示場にも同県内の鉄道関連展示が豊富にあると聞いて拝見してきました。

ehimekan2n.jpg愛媛県の博物館だけに、当然“坊っちゃん列車”にまつわる展示にはひとかたならぬ力が入っており、常設展示3階の科学技術館・産業館には極めて精巧に出来た実物大の“坊っちゃん列車”レプリカが鎮座しています。残念ながら詳しい出自はわかりませんでしたが、かつてこのブログでご紹介した1分の1のライブスチーム(松山市内の機械メーカー・米山工業製)のように、外観のみならず機能面でも実物同様に作り込まれている模様です。
▲クラウスのエージェントであった刺賀商会の銘板もそっくり複製されている。'07.7.21

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▲クラウスレプリカのサイドビュー。展示室にはこのほかにも腕木信号機や閉塞機、さらには模型で振り返る愛媛の鉄道車輌などのコーナーもある。'07.7.21
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機関車のうしろには2軸客車(ハ1形?)1輌も連結されており、模擬ホームから車内を見ることもできます。こちらも細部にわたってなかなか良くできています。それにしても愛媛県内には伊予鉄市内線で運行されているディーゼル機関車版2輌を含め、現在5輌もの“坊っちゃん列車”レプリカが存在していることになり、愛媛県民の『坊つちやん』への思いの熱さには改めて驚かされます。

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▲水面計などキャブ内までしっかりと作り込まれたクラウスレプリカ(左)と木製の鎧戸が目を引く客車内(右)。'07.7.21
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ehimekan6n.jpgこの愛媛県総合科学博物館の鉄道関連展示では、このほかにも地元・別子鉱山鉄道関連のものが見逃せません。創業期の上部軌道から説き起こして、地方鉄道としての運転、専用鉄道化、そして廃止に至る経緯が豊富な写真・資料によってわかりやすく展示されています。さらにこちらのコーナーでは別子鉱山のクラウス製Bタンク機の精密なモデルも見ることができます。
▲地元の基幹産業であった別子鉱山のコーナーでは別子鉱山鉄道にかなりのウェイトが割かれている。写真はクラウス製Bタンクのモデル展示。'07.7.21
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この愛媛県総合科学博物館はプラネタリウムや図書館も併設した巨大な博物館で、展示棟は3階が科学技術館・産業館、4階が自然館、さらに企画展示室や屋外展示場と実に盛りだくさんな施設です。ただ、クルマでは松山自動車道いよ西条インターチェンジから5分ほどと便が良いものの、電車の場合はJR伊予西条駅から1時間に1本程度のバスで所要20分とアクセスしにくいのが少々残念です。

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