鉄道ホビダス

「鉄道博物館」ヒストリーゾーンの全貌。(下)

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▲東北新幹線開業以前、L特急全盛期の上野駅を再現したクハ481‐26の展示。手作業で行われていた「ひばり」と「あいづ」のヘッドマーク交換の様子がリアルに甦る。手前の少年ファンがオリンパスペン(!)を持って作業に見入っているのが泣かせる。P:RM(新井 正)
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かねてより噂には聞いていたものの、ヒストリーゾーンの大きな見所でもある“情景再現展示”の拘りようには改めて驚かされます。それぞれの展示車輌ごとに、その車輌がもっとも生き生きとしていた時代を設定、さらには綿密なプロットを立てて、まるで瞬間が止まったかのごとき情景を再現しています。

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▲上野駅名物だったワイヤーに引っ掛ける乗車口案内板も忠実に再現(左)。クハ181-45(「とき」)のデッキには車販のワゴンも(右)。P:RM(新井 正)
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今日はその拘りのいくつかを画像でご紹介してみようと思いますが、いちファンとしてなにより嬉しかったのは、クハ481‐26が上野に到着してヘッドマークが「ひばり」から「あいづ」に取り替えられようとするシーンです。なんとそこにはカメラを手にした少年ファンの姿があるではないですか。しかもそのカメラたるやお父さんから借りてきたと思しきハーフ判の「オリンパスペンEE」。こういったパブリックな博物館展示でファンの姿が“顕在化”するのは本邦初です。

hibariaidu24n.jpgところで先週「鉄道博物館」の営業概要も正式に発表となりました。以下にご紹介してみましょう。
開館時間:10:00?18:00
休館日:毎週火曜日及び年末年始(12/29?1/2) 
※開館初年は火曜日も営業いたします。
※火曜日が休日の場合は、翌日が休館日となります。
入館料金:一般1,000円(800円)、小・中・高生500円(400円)、幼児=3歳以上未就学児200円(100円)
※()内は団体割引料金および身障者割引料金
※団体割引は、20名以上の団体に適用いたします。
※身障者割引は、身障者手帳等の呈示により、本人1名につき介護者1名まで同様に割引いたします。
駐車料金:一般車500円/日、大型バス:2,000円/日
前売券発売:特典付の前売入館券の発売を開始いたします。
 ・発売箇所:JR東日本の主な駅のみどりの窓口、びゅうプラザ
 ・発売開始日:2007年9月1日
 ・発売時間:発売箇所の窓口営業時間内
 ・発売金額:一般1,000円、小・中・高生:500円、幼児=3歳以上未就学児200円
 ・特典:館内のレストランで利用可能なドリンク券付
(メインエントランスにて入館券と引換時にお渡しします。)

▲その車販ワゴンに究極の拘りを発見! 冷凍みかんはもとより、森永「チョコボール」はメーカーの協力を得て当時のパッケージを再現。“キョロちゃん”も昔のまんま! P:RM(新井 正)
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▲レムフ10000の“情景再現展示”。冷蔵車を連ねた山陽本線の特急貨物だろうか、寸暇を惜しんで鮮魚の積み込みが続いている。P:RM(新井 正)
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同時に鉄道博物館の会員組織、その名も「Teppa倶楽部」(てっぱクラブ)がスタートすることも発表されました。専用のカード(「鉄道博物館」プレスリリース参照)も発行されるそうで、今から要チェックです。詳細は以下のとおりです。

remufu31n.jpg目的:鉄道が大好きな方、鉄道博物館で新しい発見や体験をしたい方など         鉄道博物館をより楽しんでいただくための博物館独自の会員組織です。         会員有効期間中(1年間)は何度でも入館できます。
名称およびロゴマーク:『Teppa倶楽部』(てっぱクラブ)
年会費:一般3,000円、小・中・高生1,500円、幼児=3歳以上未就学児600円
会員特典:1年間入館無料
メールマガジンの発行
鉄道関係雑誌の年間購読割引、鉄道模型購入割引
会員限定イベントへの参加(2008年度より実施予定)
特製会員証の発行(氏名・顔写真付)
申込手続き:募集開始=2007年8月20日(月)
申込方法:Webによる申込、開館後は郵送による申込みも可能(入金確認後に会員証送付)

▲そしてこれまたびっくり! トロ箱からは活きのよい(?)フグが顔を出している。この徹底的な拘りには思わず脱帽。P:RM(新井 正)
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▲システムとしての鉄道には検修部門の重要さも忘れてはならない。しかも当地は長い歴史を誇る大宮工場のお膝元。ED40は各種工具を配置してメンテナンス中を再現している。P:RM(新井 正)
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▲木製の作業台でメンテナンスに取り組む様子がリアルに甦る(左)。右は明治期のいわゆる“マッチ箱”客車の車内灯設置風景。電灯のない時代はこのように屋根から油灯(ランプ)を入れて夜間の運転に備えた。P:RM(新井 正)
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いよいよ夢の実現まであと一歩のところまできた「鉄道博物館」、本誌連載「大宮に鉄道博物館ができるまで」もいよいよ佳境となります。どうか次号にもご期待ください。
■これまでに「編集長敬白」でご紹介した鉄道博物館建設の歩み
いよいよ「鉄道博物館」が起工。(2005年11月16日)
「オハ31」大宮に到着!(2006年7月31日)
松本電鉄ハニフ1が鉄道博物館へ。(2006年10月14日)
一年後の「鉄道の日」には…。(2006年10月24日)
再び脚光を浴びるC51 5。(2006年11月29日)
いよいよ全貌を現した「鉄道博物館」。(2006年12月18日)
「鉄道博物館」本線とつながる。(2007年2月17日)
C57 135、いよいよ大宮へ!(2007年3月10)
オープンまであと半年…「鉄道博物館」は今。(2007年4月16日)
「鉄道博物館に続々と車輌が集結。(2007年5月28日)
大宮で博物館展示車輌がそろい踏み。(2007年6月1日)
必見!「鉄道博物館」完成間近。(2007年6月25日)
注目!「鉄道博物館」速報。(2007年7月10日)

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