鉄道ホビダス

「鉄道博物館」ヒストリーゾーンの全貌。(上)

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▲C57 135を中心に歴史的車輌がずらりと並ぶヒストリーゾーン全景。まさに鉄道博物館の檜舞台だ。P:RM(名取紀之)
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先週金曜日に「鉄道博物館」のメイン展示室となるヒストリーゾーン(これまで歴史ゾーンと呼ばれていたエリア)の一般報道公開が行われ、すべての展示車輌が開館時の状態でお披露目されました。それぞれの車輌は前照灯や室内灯が点けられ、それぞれの展示趣旨にあったフィギュアも配置されるなど、これまでとはうってかわって実に生き生きとした表情を見せてくれました。

c57135nn21.jpgヒストリーゾーンの中心を占めるのはもちろんC57 135。新造された転車台はボタン操作ひとつで回転し、前照灯をともしたC57 135は今にも動き出さんがばかりの迫力で見る者を圧倒します。さらに驚きなのはそれぞれの展示車輌にきちんとしたテーマとプロットが設定されていることです。クハ181‐45の停まるホームは上屋の骨組みからコンクリートの質感まで忠実に新潟駅を再現したものとなり、片やクハ481‐26の方は上野駅での「ひばり」と「あいづ」のヘッドマーク交換の様子が再現されるなど、背景となる“時代”を浮かび上がらせる展示が感動的でさえあります。
▲C57 135が載った転車台はボタン操作ひとつで回転する。これまた圧巻!P:RM(新井 正)
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▲前照灯や室内灯が点いて生き生きとした表情のクモハ40。車内には等身大の乗客フィギュアが満員状態で載せられており、戦後の通勤ラッシュの様子を再現している。P:RM(新井 正)
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この“情景再現展示”と呼ばれる展示方法は、欧米の鉄道博物館では比較的よく見られる手法ですが、全面的に取り入れられるのはわが国ではこの鉄道博物館が初めてとなります。シロクマやアザラシの生き生きとした姿を“行動展示”という手法で伝え大人気を博している旭山動物園の例を挙げるまでもなく、展示はただ置いてあるだけでは感動を呼びにくいものです。その面でもこの展示方法には大きな拍手を送りたいと思います。明日はこの“情景再現展示”の数々をご覧にいれたいと思います。

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▲長さ75メートルに及ぶ日本の鉄道史を綴った大年表。その下には数々の貴重な実物資料や大型模型が展示されている。P:RM(新井 正)
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▲これが御料車の展示スペース。空調管理された巨大なケースの中に並ぶ9号御料車をはじめとした皇室車輌たち。P:RM(新井 正)

なお、これまで「歴史ゾーン」や「教育展示ゾーン」などと仮称で呼ばれていた各エリアの正式名称が決まり、あわせてプレス発表されました。館内平面図とともにまずはそちらもご覧いただきましょう。

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鉄道博物館館内平面図と正式決定した施設名称とその内容。(東日本鉄道文化財団提供)
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