鉄道ホビダス

沼田の修復作業、着々と進行中。

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昨年のボールドウィンに続いて協三工業製ディーゼル機関車の修復に取り組んでいる「よみがえれボールドウィン実行委員会」の木村さんから最近の活動報告が送られてきましたのでご紹介してみましょう。
▲ボンネットリッド、点検扉を外し、ワイヤーブラシとサンドペーパーで錆を落として下地を整える。昨年のボールドウィン以来のメンバーも多く、作業も手馴れたもの。'07.7.22 P:木村一博

numata8n7.jpg5月13日に行われた第1回の様子はすでにご紹介しましたが、ひき続いて6月17日(日曜日)に第2回、7月22日(日曜日)に第3回の修復作業が行われました。晴天に恵まれた6月17日は前回に続いて各部の錆落とし作業です。簡単に外せる扉類はすべて一旦取り外し、会員が各々磨きますが、電動工具の使い方もすっかり慣れてきたようで、みるみる綺麗になってゆきます。ただそれでも細かい部分は手作業のサンドペーパーがけ…根気のいる作業です。
▲昨年同様に群馬県立高崎産業技術専門校の塗装科の先生方の指導のもと、着々と作業が進む。'07.6.17 P:木村一博
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▲ボンネットリッドを外してエンジンをのぞく(左)。エアクリーナーは2個。左右に空気だめ、手前に燃料タンク。右は「日野ヂーセル工業」製DA57Sの銘板。'07.6.17 P:木村一博
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▲今回は高崎産業技術専門校木工科の先生の協力を得て窓枠の修復にも挑戦する予定(左)。右は砂箱に残っていた砂。木曽の砂なのだろうか…。'07.6.17 P:木村一博
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▲ビニールシートを敷いた室内に場所を移して錆止め塗装を施す。幸いにも鉄板の腐食は懸念されたほどではなくひと安心。'07.7.22 P:木村一博
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numata8n11.jpgかなり塗装が剥がれ痛んでいるよう見えましたが、意外にも外板の鉄板自体の痛みは少なくひと安心。それでも各部を止めているボルトはさび付いており、取り外しは容易くはありませんでした。しかも折れたボルトも多数あり、今後、ボルトの抜き取り、タップの立て直しが必要となってきます。この日一日でキャブ内を残して錆落としは概ね完了。最後は外した部材を一旦組み付け、この日の作業は終了となりました。
▲ボンネットリッドを外したあとの構体にも錆止め塗装を施す。'07.7.22 P:木村一博
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▲昨年修復されてピカピカになったボールドウィン(左)に見守られながら作業は続く。'07.7.22 P:木村一博

_mg_0091an.jpg7月22日に行われた修復3回目は曇り空。それでも高原の爽やかな風が気持ちいい日でした。この日は錆落としの続きと裏側部分の錆止め塗装が行われました。
また午前中には「鉄道友の会北関東支部」の皆さんが見学にみえ、午後には地元の方がお出でになって、先日見つかった昔の写真を見ながら、地図をひろげて森林軌道があった頃の話をして下さるなど、修復作業のみならずたいへん充実した一日となりました。
▲軌道跡を進むと素掘りのトンネルを発見。ここを軽機関車が潜っていたはず。'07.8.4 P:木村一博

ところで先週末、8月4日の土曜日には東京大学酒井教授を招いての初めての「研修会」が行われました。作業ばかりでなく、森林鉄道と地域の歴史への理解を深める目的で開催されたこの研修会、もちろん会場は林業技術研修所林業機械化センター。いつも修復作業を行っているこの建物本来の役割は研修なのです。

_mg_0101n.jpg昼食をはさんで酒井教授とともに根利地区の森林軌道跡を地元の方々の案内で探索することができました。この根利地区にあった沼田営林署利根森林軌道は、一時は軽機関車(特殊軽量機関車)が導入されたものの、比較的早く1963(昭和38)年には廃止されてしまっており、すでに廃止から44年もの歳月が経ってしまっていることになります。それだけにどれだけ“痕跡”が残っているものかと思いましたが、さすがに地元の皆さんのご案内だけあって、いくつかの木橋の残骸、コンクリート製の橋台、さらには素掘りのトンネルなどを発見することができました。
▲コンクリート製の橋台と軌道敷に沿った石積みも残っていた。この光景には感動した…と木村さん。'07.8.4 P:木村一博

なお、次回の第4回目修復作業日は、当初の予定が変更となり8月26日(日曜日)に変更となりました。一日だけの飛び入り参加でも結構ですので、夏休みの一日、森林浴を兼ねて根利の森にお出でになりませんか…。
(お問合せは、事務局・丸山会長宅 TEL.0278-20-1818 / FAX.0278-20-1819まで)

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