鉄道ホビダス

ついに三木鉄道が廃止へ…。

miki004n.jpg
▲現有車輌は富士重工業製の18m級LE?DC「ミキ300」形3輌のみ。開業以来のLE?Carの置き換えとして増備され、3輌目のミキ300-105は2002年製とまだ5年しか経っていない。'03.6.30 三木 P:岡田誠一
クリックするとポップアップします。

miki002n.jpgかねてより存廃が取り沙汰されていた第三セクター三木鉄道が、さる7月23日に近畿運輸局に廃止申請を提出し、ついに廃止されることになってしまいました。JR加古川線の厄神から三木までの6.6kmを結ぶ三木鉄道はもと国鉄三木線で、国鉄時代末期の1985(昭和60)年4月1日にお隣の北条鉄道(旧北条線)とともに第三セクターとしてのスタートをきっています。
▲最終増備車ミキ300-105の車体標記。検査標記も新車時のまま。'03.6.30 三木 P:岡田誠一

miki001n.jpg
▲その客室内。ちなみに形式の「300」は出力が295psであることからきている。また、番号は開業時のLE?Carミキ180形からの連番で、「105」は開業以来5輌目の車輌であることを示している。'03.6.30 三木 P:岡田誠一

しかもこの区間はもともと播州鉄道として開業し、1917(大正6)年1月に全通しており、今年でちょうど開通90周年を迎える歴史ある線区です。それだけにその記念すべき年に最終決断が下されたことは何とも皮肉で、かえすがえすも残念でなりません。

miki003n.jpgしかし、当初38万人あった利用者も昨年度では15万人程度まで落ちこみ、累積赤字は2億5000万円にのぼっているといいます。三木市内から神戸市内への旅客のほとんどが神戸電鉄粟生線に流れてしまっていることもあって、再生を断念せざるを得ない状況でもあったようです。
▲昔ながらの佇まいを残す終点・三木駅。神戸電鉄粟生線の三木駅へは美の川を渡れば目と鼻の先。'03.6.30 三木 P:岡田誠一
クリックするとポップアップします。

なお、改正鉄道事業法では廃止は事前届出より一年後とされているため、本来の廃止日は来年夏となりますが、実は同法では「関係地方公共団体及び利害関係人の意見を聴取(後略)」(第28条の2第2項)して「届出に係る廃止の日より前に当該廃止を行ったとしても、公衆の利便を阻害するおそれがないと認められるときはその旨を鉄道事業者に通知し、当該鉄道事業者は当該通知を受けたときは、あらかじめ国土交通大臣に届け出ることにより廃止の日を繰り上げることができる」(第28条第3?5項)としており、今回の場合も繰り上げ申請によって来年3月末日に廃止されることがほぼ確実となっています。

※本日早朝よりサーバ障害のため本ブログをはじめホビダス上のすべてのコンテンツが一時視聴不能となってしまいました。深くお詫び申し上げます。