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「スーパーカムイ」789系1000番代誕生。

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今年の10月ダイヤ改正から営業を開始するJR北海道の新型交流特急電車789系1000番代が完成、昨日札幌で報道公開が行われました。同時にもう一車種、特急型気動車キハ261系1000番代も公開されましたが、今日は789系1000番代を中心にご紹介してみましょう。
▲キハ261系1000番代と顔を揃えた789系1000番代車。先頭部形状は基本的に同じである。'07.7.11 札幌運転所 P:RM(新井 正)

kamui6n.jpg789系1000番代は、現在、特急「ライラック」「すずらん」で使用されている781系の置き換え用として新造された交流特急型電車で、札幌─旭川間に設けられる特急「スーパーカムイ」を中心に運用されます。編成は旭川・新千歳空港方1号車からクハ789-1000(Tc1)+モハ789-1000(M)+サハ788-1000(TA)+モハ789-2000(Mu)+クハ789-2000(Tc2)の2M3T。このうち、3号車のサハ788-1000は789系として初のT車、4号車は「uシート」車となっています。
▲「スーパーカムイ」の前面LED表示。白いラインが大雪山、青いラインが石狩川をイメージしているという。'07.7.11 札幌運転所 P:RM(新井 正)
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車体は形式からもおわかりのように2002年に「スーパー白鳥」用として落成した789系がベース。側扉は高気密式、床下機器はフルカバー化、側窓は樹脂と複層ガラスとなり、冬期運行の安定性の向上が図られています。前面の貫通扉は5輌固定編成としたことから見送られ、非貫通構造となっています。また、スカートがエッジを強調したものとなっているのも特徴です。

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▲10月ダイヤ改正でデビューを飾る特急「スーパーカムイ」用789系1000番代。789系0番代をベースに、ライト形状などが変更されている。'07.7.11 札幌運転所 P:RM(新井 正)
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車体色は、清潔感があり、都会的でクールな印象のシルバーメタリックを基調色に、JR北海道のコーポレートカラーのライトグリーンとライラックやラベンダーを連想させるバイオレットの帯を側窓下に添えて、スピード感を表現しており、これにより、同車と共通で使われる785系と連帯したイメージとなっています。

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▲789系1000番代の運転台。ワンハンドルマスコンを採用している。'07.7.11 札幌運転所 P:RM(新井 正)
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室内は好評な「uシート」(指定席)を4号車、1?3と5号車は普通自由席となっています。「uシート」はアースカラーを基調とし、腰掛形状に丸みを持たせた優しさと快適性を融合したデザイン。回転式の腰掛は可動式枕、ドリンクホルダー、パソコン用コンセントも備えられ、既存の「uシート」より機能性の向上が図られているのも特徴です。

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▲4号車の指定席車「uシート」の室内(左)。腰掛にはコンセントやドリンクホルダーも備えられている。右は普通席で、腰掛背面にはテーブルが用意されている。'07.7.11 札幌運転所 P:RM(新井 正)
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kamui7n.jpgこの789系1000番代は5輌編成×7本が製造され、本年10月1日ダイヤ改正から札幌─旭川間の特急「スーパーカムイ」と、札幌─新千歳空港間の快速「エアポート」で785系と共通運用される予定です。なお、これにともない国鉄初の交流特急型電車781系は引退、「すずらん」は785系に置き換えられることとなります。なお、現行の札幌─旭川間の愛称「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」も781系とともに消滅することとなります。
▲キハ281系以降、愛称表示器の上部窓は乗客の前展望用として用意されたものだが、789系1000番代では業務用となった。このため客室から最前部まで行くことはできない。'07.7.11 札幌運転所 P:RM(新井 正)

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