鉄道ホビダス

エキスポ・メトリック2006レポート。(下)

emr20.jpg
▲英国の“Wrightlines”(ライトラインズ)製7㎜スケール・バグナルサドルタンクのコンプリートキット完成見本。2年ほど前に発売開始されたものだが、これがなかなかの逸品。もちろんゲット! '06.11.26 P:岡山英明

emr51.jpg昨日もご紹介したエキスポ・メトリック公式ホームページによると、今年の出展数はメーカー、トレーダーが104社、出版社が10社、クラブ・協会が10団体、展示レイアウトが25件、合計149ブースとたいへんな賑わいぶりです。出展社の国籍も地元フランス、隣国イギリスからドイツ、イタリア、オーストリア、スイス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、そしてアメリカと実に幅広く、その意味ではイギリスのエキスポ・ナローゲージの比ではないといえます。
▲グマインダーが走る「港通り」と題する1/10スケールのセクション。フランスのナローゲージャーは波止場や水門といったシチュエーションがお好きのようで、これもお国柄か…。ちなみに作者はEric Veauさん。'06.11.26 P:岡山英明

emr22.jpg
▲コロラドならともかく、パリにはちょっと不似合い(?)なアメリカン・マイニングのセクションも見受けられた。2トッラクシェイのいるこのレイアウトはフランスの米国型クラブAARPの出品。'06.11.26 P:岡山英明

emr24.jpg展示レイアウトのスケールもNn、HOm、HOe、009、On、Oe、Om、Gn、Ⅱm、Ⅱe、さらには1/32(3/8in)、1/20、1/10と実に多彩ですが、岡山君のレポートにあったように、O以上のスケールが多数派で、逆にこれだけ多岐にわたるスケールの中にSn(1/64)が含まれていないのも特筆されます。やはりSnはPBL主導によるアメリカのローカルスケールということなのでしょうか…。
▲アトリエ“Debelleyme”は渋いマイニング系の車輌を展示。ホッパービン上に製品見本が並ぶ。'06.11.26 P:岡山英明

emr52.jpg車輌面ではインダストリアル・ナローが大きなウェイトを占めているのが目をひきます。もともとドコービル発祥の地だけに、小さな農園鉄道のような世界に親和性が高いのかもしれませんが、わが国にも似た住宅事情や、箱庭的世界を好む国民性もその根底にあるような気もします。ことにセクター(いわば扇形の編成入れ替え台)などのギミックを使って、小スペースに高密度のストラクチャーと車輌を押し込む手法は“お家芸”とも言えるもので、日本のナローゲージャーにとっても少なからず参考になります。
▲クラブの作品展示から、Escadrille St.Michel(ESM)クラブのバグナルサドルとドコービル製客車“タイプ69”。ドコーの方はかつてのデュトン・プロダクション製か? '06.11.26 P:岡山英明

emr25.jpgemr26.jpg
▲アトリエ“Debelleyme”の製品から。残念ながらマテリアルが確認できないが、レジン製と思われる。'06.11.26 P:岡山英明

emr53.jpgemr54.jpg
▲例のリチャードさん率いるスモーキー・ボトム・ランバー・カンパニーの展示から。いずれもレジン製で、右の重油タンクは15ユーロ(約2300円)也。'06.11.26 P:岡山英明

emr27.jpg残念ながら今年出展されたレイアウトの詳細はまだ公式ホームページにアップされていませんが、昨年の出展作品は「エキスポ・メトリック2005」のホームページでご覧になることができます。巨大なホームレイアウト上をDCC対応の車輌が行き交うアメリカのナローゲージ・レイアウトに比べ、いかにも箱庭的なヨーロッパ・ナローの世界には、少なからずシンパシーを感じる方も少なくないのではと思います。
「エキスポ・メトリック2005」のホームページを開き、下段の右矢印のアイコンをクリックすると次ページのギャラリーへと進みます)
ちなみにこのエキスポ・メトリック、来年も同時期に同じグランド・ドームを会場に開催されるとアナウンスされており、来年こそはぜひとも実体験してみたいものです。
▲ライトラインズは奥さんが店番中。7㎜スケールを中心とした超マニアックな製品ラインナップが特徴。'06.11.26 P:岡山英明

※一昨日の冒頭でご紹介した“いかにもフランスらしいギミック”が仕込まれているレイアウトの種明かしは、「番外編」として明日ご覧に入れることにしましょう。

レイル・マガジン

ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2018 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.