鉄道ホビダス

「SLトーク」好評裏に終わる。

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梅雨明けの強烈な日差しが降り注ぐなか、今日は14時からしもだて美術館の「写真展・永遠の蒸気機関車 くろがねの勇者たち」の関連行事「SLトーク 過去と今を生きる蒸気機関車」が行われました。昨日の本欄でお知らせしたとおり、真岡鐵道の蒸気機関車運転の要である湯浅陽三課長に私がお話を伺うというスタイルでトークショーが始まりました。
▲真岡鐵道の蒸気機関車を護り育ててこられた湯浅陽三課長(左)と演台で挨拶にたつ。’06.8.5 P:筑西市教育委員会

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事前の打ち合わせ時間が限られている中で、ありがたいことに湯浅さんは骨格となるプロットをA4判用紙12枚のメモにまとめておられ、実質的な司会進行役を務めねばならない私としては、これが大きな力となりました。トークの核心部分でも皆さんにご紹介申し上げたのですが、驚くべきことに湯浅さんは1957(昭和32)年に見習いとして乗務をはじめて以来、水戸線電化で蒸気機関車の運転台から降りる1967(昭和42)年まで十年間の全乗務記録をメモにして残しておられます。今回のトークショーのプロットにしても、このメモと一脈通じる几帳面さの体現に思えてなりません。
▲下館駅にほど近いアルテリオの3階にある美術館は天井が高く、実にルーミーな展示環境。じっくりと歴史的アーカイブを鑑賞するにはうってつけの会場だ。’06.8.5

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▲しもだて美術館が入るアルテリオ外観。ガラスを多用した館内からは筑波山も展望できる。’06.8.5

IMGP8403.jpgちなみに、その湯浅さんの乗務記録は日付、行路番号、列車番号、乗務機関車形式番号、現車輌数、換算輌数、相方乗務員名、さらには遅延等の詳細を記録した信じられないほど緻密なもので、OHPでその現物を投影しながらの解説はかつてない臨場感溢れるものとなりました。1列車「はつかり」をはじめ、メモに記載された列車や機号はどれも心ときめかされるものばかりですが、平区時代のD51 498の乗務記録を投影した際には会場から大きなどよめきが起こっていました。
▲真岡鐵道のC12には今回の写真展を記念するヘッドマークが付けられている。’06.8.5 下館

yuasasan%EF%BC%91.jpg熱のこもった湯浅さんのお話に1時間半の予定時間も30分近くオーバーしましたが、会場内の少年ファンも含めてみなさん食い入るように耳を傾けておられ、まずは成功裏に終わることができたのではないかと思います。このしもだて美術館の「写真展・永遠の蒸気機関車 くろがねの勇者たち」は9月10日(日曜日)まで開催されています。素晴らしい展示環境の美術館ですので、皆さんも是非会期中に一度足を運んでみていただければと思います。
▲D51単機による1100t勾配途中牽きだし、C58単機での現車12輌水戸線通勤列車…水戸機関区時代の驚きの経験談を熱く語る湯浅真岡鐵道課長。’06.8.5

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