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再アップ…写真集『蒸気機関車たち』好評です。

※12日にアップした本稿ですが、東京地方の落雷・停電等の影響か、サーバー上で止まってしまっており、ほんの短時間しか公開されておりませんでしたので再アップいたします。ご迷惑をお掛けいたしますが、2日遅れでご覧ください。

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かねてよりたびたびご案内してきた広田尚敬さんの写真集『蒸気機関車たち』がついに完成、すでに弊社特約店をはじめとして店頭に並びはじめています。見本が出来上がってきた時には、ちょうど広田さんご本人は北海道ロケにお出でになっており、今日はじめて完成本をご覧にいれることができました。細心の注意を払って校正を重ねただけに、その仕上がりには充分ご満足いただけたようで、まさにすべての蒸気機関車ファン、いや鉄道写真ファンに自信をもってお薦めできる写真集となりました。
▲ついに完成した写真集『蒸気機関車たち』を前に、北海道ロケから帰京したばかりの広田さん。左はデザイナーの清水幹夫さん。'06.8.11

hirotasyasinnsyuuhyoushi.jpgところで、カバー写真は呉線坂駅でC62 41の牽く上り各停と交換するC59 162牽引の下り急行「音戸」ですが、清水デザイナーとともに密かに企てていたのは実はカバーではなく表紙でした。店頭で目に触れるカバーは営業的要請もあってどうしても華のある絵柄にせざるをえませんが、普段はカバーで隠れてしまう表紙はある程度自由度があり、だからこそより広田さんらしいデザインをと思い描いていたのです。その成果がこの表紙です。ヨーロッパの写真集によく見られる張り表紙の絵柄は、夕闇の中を行く9600。ほとんど無彩色の中、わずかに残る黄昏の残照と前照灯の光だけが印象的な作品です。あえて題字もスミ文字。お買い求めいただいた際はぜひ一度カバーをとって、この表紙も眺めてみてください。
▲実はハードカバーの表紙はこんな感じになっている。

hirotasanhennsyoku.jpg話は変わりますが、今回の写真集で思いのほか苦労したのが退色・変色したポジフィルムの画像修復でした。出来上がった写真集だけをご覧になると、まるで昨日撮られたように見えるかもしれませんが、とんでもありません。とくに1968~1971年当時のエクタクローム、いわゆるプロセスE3、E4現像の4×5インチ判の退色はかなり“過激”で、最新のコンピュータによる画像復元技術がなければとてもお目にかけられるレベルにはならなかったと思います。恐らくこれからさらに加速度的に劣化が進行すると思われますから、ある意味ではラストチャンスだったと言えるかもしれません。編集者としてばかりでなく、いちファンとしても、この機会に広田さんの歴史的アーカイブを印刷物として保存できたことを嬉しく思います。
▲退色・変色の激しい4×5インチのエクタクローム。決して誇張ではなく修復不可能ではと思われたものさえあった。

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