鉄道ホビダス

愛しの“ギャロッピンググース”。(最終回)

■ギャッロピンググース・フォーエバー!
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はるか昔、中学生時代に銀座・天賞堂の模型売り場で衝動買いした一枚の絵葉書が、まさかこれほどまでに私をギャロッピンググースにのめり込ませることになろうとは思いもしませんでした。しかも生涯一度は実物を目にしてみたいと願っていたグースを一度ならず訪ね歩くチャンスに恵まれ、さらに何回目かの訪問では5番グース復活の奇跡の瞬間に立ち会う幸運に恵まれたのですから、今や、ことグースに関してこれ以上何を望もうかという心境です。
▲標高3000m、色づいたアスペンの森を5番グースが駆ける。アニマス川の清流を何度か渡りかえせば終点シルバートンも近い。'98.9.21 Elk Park-Silverton

5goosen84.jpg14年前、ドロゥレスの古びたデポで小さなガラスの募金箱に20ドルのドーネーションを入れた時には、ふたたびグースが“本線”上を駆けることなどありえないと思っていました。郷土史(?)好きのおばさんたちが荒唐無稽な“夢”を描いている…いまさら思うとそんな程度の認識しかなかった自分を恥ずかしくさえ思います。彼の地の「鉄道趣味」はその深さ、豊かさ、そしておおらかさにおいて、当時の私の想像を遥かに超越していたのです。そのことを実感として気づかせてくれたのも、ほかならぬギャロッピンググースだったのです。
▲スロットルオフとともに小気味良いアイドリング音を奏でながらウァイ(デルタ線)で方転にかかるNo.5。'98.9.21 Silverton

5goosen83.jpg7月9日から足掛け一ヶ月にわたったギャロッピンググースのお話は今日でひとまずお終いとなります。ここ数年、グースたちとはご無沙汰をしていますが、実はさ来週、ギャロッピンググースゆかりの地、コロラド州デュランゴで第26回ナショナル・ナローゲージ・コンベンションが開催され、再びアニマス渓谷に“ブリキの羽とガソリンの匂い”が戻ってきます。私も久しぶりに休みをとって会いに行ってみようと思っています。
▲“Tin Feather”(ブリキの羽)を輝かせて目の前を通過する。'98.9.21 Silverton

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▲秋の一日が終わる。ロッキーの山に沈まんとする夕日を追いかけるように5番グースが駆け去ってゆく…まさに至福の刻。'98.9.21 Silverton   

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