鉄道ホビダス

ニコンD200を使う。

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昨年末に発売されたばかりのニコンD200のデモ機が編集部に到着、今日はさっそく試写をしてきました。ご承知のように、D200は最上位機種D2X、D2Hsに次ぐポジショニングながら、有効画素数10.2メガピクセル、5コマ/秒、54コマの高速連続撮影機能を有し、しかも起動時間約0.15秒という群を抜くクイックレスポンスを誇っています。デモ機はこのD200ボディーに、これまた最新鋭の手ブレ防止機能付き18?200㎜ズーム(正式にはAF-S DX VRズームニッコールED18-200㎜ F3.5-5.6 IFという長い名前)がついた、まさにニコンファン垂涎の1台です。
▲今日の4レ「北斗星4号」は20分ほどの遅れをもって上野駅13番線に到着。最広角の18㎜(35㎜判換算27㎜)で1/5秒のスローシャッターを切る。広角域でのデストーションもほとんど気にならない。'06.1.25(1/5 f5.6 オートWB)

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実はカメラ店の店頭デモ機にさえ触ったことがなかったD200ですが、そのホールディング感はまるでずっと使い続けていたかのごとく違和感がなく、実に自然です。もちろん現代のデジカメですから、金属カメラフリークからすれば多少プラスティッキーな感触はあるものの、フィット感からも本機の完成度の高さが感じられます。

一方、18?200㎜ズームの方は、EDレンズ2枚と非球面レンズ3枚が奢られ、手ブレ防止機能が盛り込まれた最新鋭ハイ・クオリティー・レンズで、35㎜判換算27?300㎜という画角からして、よほどのことがない限りもうこれ一本で充分といった印象です。ズーム時に直進鏡胴(もちろんプラ)が擦れるザラっとした感じがちょっと残念な気もしますが、実写の結果でも驚くほどデストーションが抑えられており、コストパフォーマンスからもお薦めの一本に違いありません。
▲デジタルが意外に苦手なのがこの手の“光モノ”。シャドー部からハイライトまでしっかりと描写されている。'06.1.25(1/2 f5.6 95㎜ オートWB)

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さて、試写は上野駅に出向いて地上ホームでの撮影から始まりました。分厚いマニュアルを持参しながらの撮影ですが、あまりに膨大な情報量のマニュアルゆえ、現場で撮影しながら取扱方法を確認することなど出来ようはずもなく、結局、あれやこれやの失敗で、撮影した半数近くが使いものにならず、カメラ本来の性能を使いこなすには一朝一夕ではいかないことを改めて実感した一日でした。
▲AF-S DX VRズームニッコールED18-200㎜ F3.5-5.6 IFをつけたD200。2.5形の大型液晶モニターは上下左右170°の広視野角で斜めからでも実に見易い。

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このD200の数ある機能のなかで、私が特に興味をひかれたのがGPSデータ記録機能です。これは10ピンターミナルに接続した別売のGPS変換コードを介してGPS機器と通信し、画像データに撮影時の緯度・経度、標高、UTC(協定世界時)を記録できるというもので、鉄道写真にとっては待望の機能といえます。まぁ、本来はきちんとメモを取って記録するのがベストなのでしょうが、昨今の撮影行ではなかなかそうもいかず、なおかつクルマでの撮影行ともなると、帰ってから撮影場所がいったいどこの駅間だったのかさえわからなくなってしまうことがままあります。こんな時にGPSデータが記録されていれば、例えば国土地理院のホームページの地形図検索画面に緯度・経度を入力するなどして瞬時に撮影場所を特定することが可能です。もちろん海外での撮影でも絶大な威力を発揮するはずです(ただし、GPSを持ち込むとそれだけで拘束される国もあります…)。
取扱説明書によれば、現状では特定機種のみ接続可能のようですが、遠くない将来、外部GPSとデータのやり取りをせずとも、カメラ本体にGPS機能が内蔵される時代が到来するのかもしれません。
▲「ふるさとの 訛なつかし…」石川啄木の歌碑を前に。最広角の18㎜(35㎜判換算27㎜)だが、絞り優先である程度絞り込んだためシャッタースピードはちょうど1秒。もちろん手持ち。やはり手ブレ防止機能の恩恵か。'06.1.25(1s f10 オートWB)

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▲会社から徒歩5分ほどの東急東横線を撮る。ファインダー視野率は100%近い。わざわざ一発撮りで右フレームぎりぎりまで引き付けてシャッターをリリースしてみたが、まったくシャッター・ラグも感じられずピタッと収まった。ちなみに右後方に見えるマルタイ置き場が旧・東急碑文谷工場跡地。'06.1.25(1/520 f5.6 105㎜=35㎜判換算157㎜ オートWB)

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