鉄道ホビダス

「31年目」の広田さん。

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今日は広田尚敬さんがお年始にお見えになりました。昨年は一年にわたって本誌上で連載「30年目のカウントダウン」を展開いただき、締めとなる12月発売号では姉妹誌『国鉄時代』でもC62重連「ニセコ」最後の日々をご披露いただいています。

国鉄本線蒸機全廃30年の昨年12月24日に向けて、当時の蒸機ファンにとって忘れることのできない広田さんの名作を連載としてご紹介したい…そう思いついたのは、かれこれ4年ほど前、広田さんのお宅でのことでした。決して作品の整理が良くない方(失礼!)だけに、保育社カラーブックス『蒸気機関車』などで強く印象に残っている国鉄蒸機の名作カラーをひと目拝見したいと申し出たところ、それでは自分で探しなさいということになったのです。

半信半疑で清水デザイナーとご自宅に伺い、段ボールに詰め込まれたポジの山を書斎に運び込むと、これが半端な量ではありません。いくらプロ、しかも第一人者とはいえ、ひとりの人間がこんなに撮ることが出来るのか、というほどの量です。とりあえずはマウントに入っている分だけでもと、丸一日を掛けて清水さんと地区別に分類したものの、残った怒涛のようなスリーブの山を前にギブアップ。ただ、この時に“生”で拝見した歴史的名作の数々が、連載「30年目のカウントダウン」の大きな引き金となりました。

広田さんの国鉄蒸機末期の作品は、山と渓谷社のカラーガイドなどごく一部を除いてカメラデータは紹介されていません。ポジ整理の中で、あの写真はシノゴだったのかとか、この写真は意外にも35ミリかとか、そんなスペック面での興味もどんどん沸いてきて、記憶に残る名作の数々を現代の印刷で再現し、未見の読者の皆さんにご覧いただくとともに、ご記憶の皆さんにも新たな発見をしていただこうと、連載では可能な限り詳細な撮影データを掲載するように努めました。

たいへんなご好評を頂戴した連載「30年目のカウントダウン」が終了して一ヶ月。今、広田さんと「31年目」の新企画を練っている最中です。
▲今月発売号の撮りおろし企画のカラープルーフを前にした広田さん。'06.1.6

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