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憧れのエキスポ・メトリック。(上)

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ナローゲージ・モデラーにとって世界的に知られるコンベンションにアメリカの「ナローゲージ・コンベンション」(正式にはNational Narrow Gauge Convention)があります。毎年開催地を変えて行われるこのコンベンションはその規模やプログラムの多彩さからしても間違いなく世界一と呼べるでしょうが、実はこういった大規模なナローゲージのコンベンションはヨーロッパにもあります。
▲住宅事情もあってか、アメリカのコンベンションと比較して小さなスペースでいかにギミックに溢れたレイアウトを作るかに重点が置かれる。これは英国のエキスポ・メトリックも同様で、日本人モデラーにとっても強いシンパシーを感じる。'05.11.26 P:岡山英明

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イギリスの「エキスポ・ナローゲージ」(Expo Narrow Gauge)とフランスの「エキスポ・メトリック」(Expo Metrique)です。この3つが世界のナローゲージ・モデルシーンをリードする“大会”と言って過言ではありません。幸いにも「ナローゲージ・コンベンション」には過去5回、決まって10月にロンドン近郊のスワァンリー(Swanley)の体育館で行なわれる「エキスポ・ナローゲージ」にも一度参加したことがありますが、残念ながら“3大大会”(?)のうちのエキスポ・メトリックには行ったことがなく、いまだに憧れのままとなっています。
▲会場のグランドドーム。普段はスポーツ・イベントなどに使われているらしい。(公式HPより)

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毎年、エキスポ・メトリック公式ホームページでそのディープさに感激し、今年こそは…と思うのですが、いかんせん開催時期がきまって11月末で、時期的になかなか実現しません。そんな折り、大学鉄研の同期生である岡山英明君がベルギーのブリュッセルに単身赴任することになり、ならばと偵察兼買い出しをお願いしました。岡山君は学生時代から熱心なブラス・モデラーでもあり、米国に赴任中は彼を頼って一緒にコロラドスプリングスやセントルイスのナローゲージ・コンベンションに参加したこともあります。

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今年のエキスポ・メトリックは先週の週末、11月の25?27日に開催されました。ちょうどヨーロッパ大陸は今年一番の寒気に覆われ、大雪の週末となったようです。ブリュッセルからパリ行きのタリス特急に乗った岡山君も、10センチほどの積雪をかき分けて列車に乗ったものの、発車は20分の延発、さらにフランス国内に入ってから機関車故障で雪原の中に2時間近く立ち往生…と散々な目に会い、会場にたどり着いたのは午後になってしまったとのこと。今回ご紹介するのは、彼に頼んで撮ってもらった先週のエキスポ・メトリック情報です。
(ちなみにタリスは2時間以上遅れたため、全額払い戻し=ただし旅行券=になったそうです)
▲たいへんな賑わいの会場。でもブースの設営方法からしてもどこかで見たような…パリも蒲田もこの世界は洋の東西を問わず。P:岡山英明

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会場はパリ北駅から近郊電車で30分ほど南へ行った畑の広がる郊外で、何と最寄駅からは大型バスが会場との間をシャトル運転していたそうです。たいした規模ではなかろうとタカを括っていただけに、これには岡山君もびっくり。しかも会場の「グランドドーム」はすごい人出でごったがえしていたとのこと。今年のプログラムによれば、出店メーカー数が105、出版社等が12ブースとありますから、これは予想以上のまさにエキスポのようです。
▲塀や建造物などでブラインドを作り、そこにターンテーブルやセクター(sector=扇)と通称される編成選択装置を組み込んで、小スペースで多種の列車を運転する手法がよくとられる。日本ではほとんど見ないが、特にセクターは非常にポテンシャルの高いギミックでこれからの活用が期待される。P:岡山英明

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▲マニュファクチャラーズ・ブースから。最近、一部日本にも入ってくるようになったバックウッズミニチュアさんはOn3/On30のAフォードレールトラック(左)やバックマンをベースにした各種ドレスアップ・キット(右)を展示。レールトラックはギアリングのコアレス・モーターにより1:54の超低速減速を得る。P:岡山英明

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