鉄道ホビダス

C57 1が不調!

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6月22日付け本欄でJR九州の58654がリタイヤすることをいち早くお伝えし、実際に同機は去る8月28日のさよなら運転を最後に引退してしまいましたが、またまた心配なニュースが入ってきました。今度は「SLやまぐち号」のC57 1です。昨年運行開始25周年を向かえ、小誌でも247号・248号と連続して特集を組んだばかりだけに、まさに“寝耳に水”です。何はともあれ9月28日付けJR西日本広島支社発表のプレスリリースをご紹介しましょう。

「SLやまぐち号」牽引機関車の変更について
9月28日の臨時検査で、「SLやまぐち号」の牽引機関車として使用している蒸気機関車C57?1号機(愛称名:貴婦人)に車両不具合が発見されたため、10月1日(土)・2日(日)は、ディーゼル機関車DD51でレトロ客車(5両)を牽引して運転させていただきます。なお、10月8日(土)・9日(日)・10日(祝)については、蒸気機関車C56?160号機(愛称名:ポニー)とディーゼル機関車DD51でレトロ客車を牽引して運転させていただきます。その後の計画については、別途お知らせいたします。(広島支社総務企画課広報)

詳しい状況はわかりませんが、何とも心配でなりません。鉄道事業として運転されている路線を本線走行できる動態保存蒸気機関車は、最多時に16輌を数えましたが、8620のリタイヤ、さらにはトラストトレインのC12 164のように保安機器の整備待ちや全検待ち、さらには車輌そのものの不具合などで、今日現在で試算してみると、何と10輌ほどに減少してしまっています。しかもその中にも不調が伝えられるものがあり、ハード・ソフト両面で蒸気機関車の動態保存はいよいよもって厳しい局面に立ちいたってしまったと言えるでしょう。

明後日(7日)からはJR北海道を主催地団体として、「日本鉄道保存協会」の年次総会が小樽で開催されます。当然その場でも58654のリタイヤや今回のC57 1の不調が話題にのぼると思われますが、今後は近代化遺産としての税制優遇処置など、より踏み込んだ議論こそが急務です。同総会の模様はこのブログにてお知らせする予定です。

▲本誌248号取材時のC57 1。梅小路運転区で2年に一度の中間検査Bを受けて元気に本線復帰していったのだが…。'03.12.10

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