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東京メトロ千代田線に16000系。

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1968(昭和43)年以来40年以上にわたって運用している6000系車輌に代って、東京メトロでは2010(平成22)年秋以降、新型車輌16000系16編成(160輌)を投入することとなりました。
▲千代田線の新型車輌16000系の外観イメージ。 (東京メトロ ニュースリリースより)

新製される16000系は、駆動システムに永久磁石式同期型モーター(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)を採用。10000系搭載の誘導モーターに比べて約10%の消費電力量を削減し、各装置の省エネルギー化をはじめ、走行騒音の低減やリサイクル性、安全性の向上を積極的に図っています。また、客室内は、天井構造の見直しにより荷棚上の空間を拡大するほか、連結面に大型ガラスを採用、荷棚と座席横の仕切りの一部にガラスを採用して、広がりのある空間を実現するとともに快適性の向上を図っています。さらに、車輌床面高さを下げることで、ホームとの段差を少なくし、バリアフリーにも配慮がなされています。

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▲車内快適性や利便性を向上した16000系の客室内イメージ。 (東京メトロ ニュースリリースより)

東京メトロ発表による主な特徴は次のとおりです。
■車内快適性の向上
○車内快適性を高めるため、冷房能力を48kW/輌(6000系)から58kW/輌に向上。
○一人あたりの座席幅を430mm(6000系)から460mmに広げるとともに、クッション性を高めることで座り心地を向上。
■利便性の向上
○車内表示器は各ドア上部に17インチワイド液晶を2画面配置、乗換案内や駅設備案内等、より多くの情報を見やすく、きめ細かに提供する。
○車内の床面高さを1,200mm(6000系)から1,140mmとし、ホームとの段差を縮小。
○立った状態での姿勢保持や立ち座りの補助の目的から、座席前にスタンションポールを設置。
○車端部では、手荷物の上げ下げの容易性を高めるため、荷棚高さを1,770mm(6000系)から1,700mm(両端部以外は1,750mm)に下げるとともに、吊手の高さを1,640mm(6000系)から1,580mmと低くした。
○出入口の床に、床の色とコントラストを付けた識別板を設け、出入口部を識別しやすくした。
○車輌内外からドアの開閉のタイミングを確認できるよう、出入口上部に開閉動作に合わせて点滅する表示灯を取付け。
■環境負荷低減
○従来から導入しているアルミニウム合金製車体の技術を継承し、各部材の材質を極力統一してリサイクル性を向上。
■車体強度向上
○ダブルスキン構体の採用や車体四隅の隅柱強化等により車体強度を向上するとともに、振動を低減して乗り心地を向上し、走行騒音の低減を図った。
■火災・有毒ガス対策の強化
○火災発生時に有毒ガスを発生する材料や高温で溶け落ちる材料は使用しないなど、火災・有毒ガス対策を強化。

1992(平成4)年に後継と目される06系1編成が投入されたものの、6000系はのべ36編成の大勢力として、時代を超えて千代田線の“顔”として親しまれてきました。16000系の登場で、来秋以降、ついにその牙城も崩れてゆくこととなります。

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