鉄道ホビダス

2009年12月 9日アーカイブ

走り始めた「セントラム」。

091209n01n.jpg
▲国際会議場前電停に停車中の銀の9002号。富山城址に建つ模擬天守(富山市郷土博物館)をバックに撮影できるこの付近は、新たらしい「お立ち台」になりそうだ。'09.12.5 国際会議場前 P:高橋一嘉
クリックするとポップアップします。

先日も富山ライトレール「ポートラム」の近況をお伝えしましたが(アーカイブ「2年ぶりの富山ライトレール」参照)、今月23日には富山駅と市内中心部を循環する市内電車環状線「セントラム」がいよいよ開業します。これに向け、今月2日からは日中の習熟運転が開始され、市民やファンの注目の的となっています。先週末、編集部の高橋一嘉君が個人的に現地を訪ねたそうですので、タイムリーな報告をしてもらうことにいたしましょう。

091209n02an.jpg091209n02bn.jpg
▲環状線では常に先頭に立つセントラム9003号のA車体(右)。扉の横には所有者の富山市と、運行する富山地方鉄道の両者の英語表記がデザインされている。左はB車体。環状線用に新造された9001~9003号は将来乗り入れることになる富山ライトレールの0600形と同型の超低床電車で、9001から順に白、銀、黒の単色でまとめられている。'09.12.5 大手モール-グランドプラザ前 P:高橋一嘉
クリックするとポップアップします。

091209nmapn.jpgこの市内電車環状線は従来の富山地方鉄道が運行する軌道線の路線に、富山市が建設する新路線を組み合わせて環状線を形成するもので、富山駅と県庁、富山城址、国際会議場、そして市内の中心的な繁華街である総曲輪(そうがわ)地区をリンクする一周3.4km、所要時間約20分の行程です。運行は富山駅前→丸の内→荒町→富山駅前の反時計回りのみで、朝夕は20分、昼間10分間隔での運転を予定。運賃は既存の市内軌道線と同じく200円均一で、南富山および大学前方面とは追加運賃なしで乗り換え券による乗り換えができます。
▲市内電車環状線のルート概略図。(編集部作成)
クリックするとポップアップします。

091209n03n.jpg
▲一番町交差店を行く白い9001号。この平和通り上の区間は1973(昭和48)年まで地鉄軌道線の西部線で走っていた区間で、今回36年ぶりの路面電車「復活」となる。'09.12.5 大手モール-グランドプラザ前 P:高橋一嘉
クリックするとポップアップします。

今回新設される路線は丸ノ内~西町間の「富山都心線」940m(単線)で、途中に「国際会議場前」、「大手モール」、「グランドプラザ前」の3電停が新設されます。簡単に言うと、既存の市内軌道線が走っている東・西・北の3辺に、南の一辺が加わる形になります。この富山都心線の軌道・電停などの施設、さらに環状線用として新造される車輌3編成は富山市が所有し、これらを富山地方鉄道が借り受ける形で、既存の軌道線と一体で運営されます。

091209n04n.jpg091209n05n.jpg
▲地鉄軌道線の基地である南富山車庫も、セントラムの受け入れに際して建屋の増築など改修工事が進んでいる(左)。南富山車庫(踏切より撮影)/美しく整備された大手モールに続く富山都心線の線路(右)。正面が大手モール電停。歴史的に見れば線路は富山城の大手門(があった場所)を潜り抜けていることになる。'09.12.5 大手モール付近 P:高橋一嘉
クリックするとポップアップします。

ちなみに丸ノ内~西町間には、ルートは異なるものの1973(昭和48)年まで地鉄軌道線の西部線があり、今回開業する富山都心線のうち、大手モール付近から西町までの平和通り上の区間は36年の時を隔てて路面電車が「復活」することになります。

091209nyobi06n.jpg
▲師走の到来を感じさせる新巻鮭を横目に真新しい「セントラム」が行く。'09.12.5 大手モール-グランドプラザ前 P:高橋一嘉
クリックするとポップアップします。

この市内電車環状線「セントラム」は今月23日に開業式典や撮影会、無料試乗会が行われ、翌24日から通常運行(平日:79本、土休日:80本)が開始されます。開業時の段階では既存の運行系統に環状線が加わった形ですが、ご存知の通り、富山駅高架化完成時には富山ライトレールと地鉄軌道線の直通運転も予定されており、その完成の折にはこの環状線を核として、運転系統も大きな変化を遂げることになるのではないでしょうか。

waga_jnr003b.jpg

レイル・マガジン

2009年12月   

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2018 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.