鉄道ホビダス

2009年12月 3日アーカイブ

IMG_0537n.jpg
▲6時19分、上野定時到着。エンド切り替えを終えた先頭部のヘッドマーク。このマークが着雪に覆われる季節も近い。ちなみに、「北陸」の列車名は、1950(昭和25)年11月に日本海縦貫線経由で上野と大阪を結ぶ急行に命名されたのが最初。来年で生誕60年を迎えることとなる。'09.12.2 6:32:23 上野 Canon EOS 7D EF-S15-85㎜ F3.5-5.6 IS USM 1/30 f5 50㎜ ISO800 オートホワイトバランス JPEGラージ
クリックするとポップアップします。

鶯谷の跨線橋でお目当ての「北陸」を撮影後、すぐに京浜東北線南行で上野駅地上ホームへ。14番線に到着した「北陸」はすでにエンド切り替えも終えて尾久への“推回”態勢となっていました。未明とはいえ、ホーム上とあればそれなりに露出もあり、あえてISO6400に拘ることはありませんが、せっかくの機会ですので、何ショットか同一カットをISO感度を変えて撮影してみることにしました。

IMG_0533n.jpgIMG_0534n.jpg
▲上野14番線に到着した「北陸」をISO6400(左)とISO800(右)で撮り比べ。ノイズリダクション機能が標準設定でもほとんど遜色ない画質を得られる。'09.12.2 6:31:28 上野 左:Canon EOS 7D EF-S15-85㎜ F3.5-5.6 IS USM 1/100 f5.6 61㎜ ISO6400 オートホワイトバランス JPEGラージ/右:ISO800
クリックするとポップアップします。

ISO感度は軍艦部のISO感度設定/ストロボ調光補正ボタンとメイン電子ダイヤルを使って手軽に変更が可能。試写結果は最大10倍までの拡大ズーム機能を持つ液晶モニターで瞬時に確認することもできますが、慌しい現場では落ち着いて検証することもできませんので、帰社後、パソコンの画像処理ソフトを使って仔細に検討してみました。

IMG_0554n.jpg
▲「2022列車トウサンバン接近」…上野駅13番線に何十年と変わらぬ節回しの業務放送が流れる。青森から長駆12時間50分、特急「あけぼの」の今日のラストランナーは茶色の37号機。'09.12.2 6:54:36 上野 Canon EOS 7D EF-S15-85㎜ F3.5-5.6 IS USM 1/125 f5.6 85㎜ ISO3200 オートホワイトバランス JPEGラージ
クリックするとポップアップします。

EF57n75.11.7.jpg
▲34年前の同シーン。宇都宮のEF57 11を先頭に到着するのは102列車急行「八甲田」。'75.11.7 上野 Canon Flex FL85㎜ F1.8 トライXパン
クリックするとポップアップします。

カスタムファンクションの「高感度撮影時のノイズ低減」は「標準」設定(ほかに「弱め」「強め」「しない」が選択可能)のままでしたが、ISO6400では拡大すると多少ザラつきが気になるものの、ISO3200ではほとんど気づかない程度で、そのポテンシャルの高さにはあらためて脱帽です。もちろんハイエンド機種ではすでに実現されているスペックではありますが、より身近なEOS 7Dだけに、そのありがたさもひとしおと言えましょう。

IMG_0574n.jpgさて、14番線の「北陸」が“推回”で去っていった二十数分後、今度は13番線に青森からの寝台特急「あけぼの」が到着します。すでに露出はEV6程度まで改善してきているものの、銀塩であればISO400のフィルムで1/60のf2.8といったところでしょうか。いくら入線時とはいえ、動態ブレを考えると最低でも1/125は切りたいところで、ISO3200を選択しました。
▲「あけぼの」のテールサインを狙う。ISO3200設定でかなり余裕をもったシャッタースピードが得られた。'09.12.2 6:57:11 上野 Canon EOS 7D EF-S15-85㎜ F3.5-5.6 IS USM 1/40 f5.6 85㎜ ISO3200 オートホワイトバランス JPEGラージ
クリックするとポップアップします。

実はこの13番線進入は昔から幾度となく狙ってきたお気に入りのシーンで、34年前に撮ったEF57が牽く急行「八甲田」は『感動の所在地』でも使用しています。あらためて現場に立ってみると、出発や入信の位置はもとより、支柱の番号までもが変わっておらず、激しく変貌を遂げてきた都心の駅にあって、そのワンシーンだけが奇跡のようにも思えてきます。「う?えの~、うえの~」という独特の抑揚の到着アナウンスを耳にしながら、そろそろ高感度撮影の時間も終わろうとしていました。

IMG_0615n.jpg
▲長岡のEF64 37は人気の“茶ガマ”。13番線の頭端部は案内表示板があって正面写真が撮りにくい。そこでライブビュー機能と水準器機能を利用して、EOS 7Dを頭上に掲げて撮影した一枚。'09.12.2 7:09:01 上野 Canon EOS 7D EF-S15-85㎜ F3.5-5.6 IS USM 1/10 f5.6 63㎜ ISO800 オートホワイトバランス JPEGラージ
クリックするとポップアップします。

思えばパンドール(増感現像液)でトライXをASA(!)1600に上げるのが精一杯だった私たちの世代にとって、ISO6400など想像を超越した世界です。もしあの時にEOS 7Dがあれば、あのシーン、あの場面も記録できたのにと思うのは詮無いことでしかありません。それよりも、昔からこの世界で言われてきた「早起きは3本の得」で、高感度撮影を手軽にできるありがたさを実感したいものです。

waga_jnr003b.jpg

090820n008.jpg

レイル・マガジン

2009年12月   

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2018 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.