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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2009年11月18日

「姫路モノレール」を公開。

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▲35年ぶりに屋外に出た202号。暗くて判りにくいが、奥にももう1輌が。'09.11.15 P:伊藤真悟
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去る11月15日、手柄山中央公園内のサンクガーデンにおいて、旧姫路モノレールの車輌が公開されました。姫路モノレールは1966(昭和41)年の姫路大博覧会の開催にあわせて新設されたもので、路線は姫路駅前~手柄山間1.8㎞。1974(昭和49)年に運行休止となり、1979(昭和54)年に正式に廃止されました。ちょうど今年は廃止から30年目となります。この公開に編集部の伊藤君がプライベートで行ってまいりましたので、レポートしてもらうことにしましょう。

091117n0007.jpg今回の公開は、1964(昭和39)年に建設された手柄山旧モノレール駅舎の老朽化に伴ない、駅舎北側の水族館とともに改修工事が行なわれることになり、モノレール車輌を旧駅舎内のプラットホームに移動させるのですが、その引出し作業を行なう過程でモノレール移動工事現場見学会として行なわれたものです。モノレール車輌は4輌ありましたが、2輌が2階のプラットホーム内に展示される予定ですので(残り2輌は展示用の部品取りとして解体)、屋外で展示されるのは今回が最後になると思われることから、多くの方で賑わいました。当日は両運転台の202号が仮組みH鋼の移動台に載せられて展示され、台車・駆動装置も展示されました。
▲当日配布されたパンフレットの表紙。パンフレットには姫路モノレールの概要やモノレール車輌の図面などを掲載。
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▲説明会の時間には多くの人が、モノレール移動工事の概要について聞き入っていた。'09.11.15 P:伊藤真悟
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旧姫路モノレールは軌道桁の上に設置された1本の鉄製レールを鉄車輪で走行するロッキード方式を採用しています。このロッキード方式は、かつての小田急電鉄向ヶ丘遊園モノレール線でも採用されていましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、向ヶ丘遊園のものが1輌も現存しない今となっては、わが国に残された最後のロッキード方式モノレールということになります。

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▲モノレール車輌に取り付けられていた扇風機や姫路市の市章なども展示(左)。緑の相談所で展示された、大将軍駅の駅名標(右)。'09.11.15 P:伊藤真悟
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また、緑の相談所(旧モノレール駅舎3Fのコンコース)では、大将軍駅の駅名標をはじめ、モノレール関係の数多くの貴重な写真や資料が展示され、こちらも多くの人たちで賑わっていました。

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▲改修工事の完成予想図。モノレール車輌は2輌が2階に展示される予定(当日配布のパンフレットより)。
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▲ロッキード方式の台車・駆動装置。残念ながら下部安定車輪は外されていた。'09.11.15 P:伊藤真悟
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▲スタンプラリーのスタンプは3種類だった。'09.11.15 P:伊藤真悟
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このほかにもスタンプラリーが実施されましたが、モノレール運行当時のスタンプを復刻するという凝りようで、わずか1日だけの見学会にも関わらず、濃密な内容となっていました。
なお、改修後のモノレールの公開は2011(平成23)年4月頃の予定とアナウンスされています。

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