趣味の総合サイト ホビダス
 
 

レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2009年8月27日

D51 498号機まもなく復帰。

090827n001.jpg
▲大宮総合車両センターで修繕中のD51 498号機。排気設備のあるレーンで整備を受けている。'09.8.26 大宮総合車両センター P:RM(小野雄一郎)
クリックするとポップアップします。

昨日、8月26日に大宮総合車両センターの報道公開が行なわれ、昨年不調をきたして以来、心配されていたD51 498号機もひさしぶりに元気な姿を披露してくれました。

090827n003.jpg
▲テンダー側よりD51 498を見る。車体は丁寧に磨かれており、修繕担当者の愛着が感じられる。'09.8.26 大宮総合車両センター P:RM(小野雄一郎)
クリックするとポップアップします。

大宮総合車両センターは、日本鉄道株式会社の工場として1894(明治27)年に設立され、2004(平成16)年に大宮工場から現在の大宮総合車両センターに改称したもので、実に115年の歴史を誇っています。現在、幕張車両センター所属車輌や田町車両センター所属車輌をはじめとする首都圏の多くの車輌のメンテナンスを担っていることはご存知の通りです。また、毎年開催されている公開イベントに足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。

090827n002.jpg今回の報道公開での大きなトピックとなったのが、D51 498の修繕風景の公開と、新幹線0系の復元工事の公開でした。D51 498は1988(昭和63)年に当時の大宮工場で復元されて以来、各種イベントで大活躍していましたが、昨年末にボイラーに不具合をきたし、大宮総合車両センターに入場して修繕中でした。報道陣の前に姿を見せた同機はすっかり快復しつつあるようで、元気な汽笛を響かせてくれる一幕もありました。気になる復帰スケジュールですが、10・11月の土休日に運転される「SLみなかみ」号などで再び私たちの前にその勇姿を見せてくれる予定です。
▲今回の報道公開では、報道陣を前に突然D51 498が汽笛を響かせ、その健在ぶりをアピールした。'09.8.26 大宮総合車両センター P:RM(小野雄一郎)
クリックするとポップアップします。

090827n004.jpg
▲足場が組まれた中に鎮座する0系新幹線21-2。当時の塗料に近いものを用いて塗装する徹底ぶりだ。'09.8.26 大宮総合車両センター P:RM(小野雄一郎)
クリックするとポップアップします。

090827n006.jpgまた、10月より鉄道博物館で0系新幹線が公開されることはすでにお伝えしたとおりですが(アーカイブ「鉄道博物館で10月から0系新幹線を公開」参照)、こちらの復元も着々と進んでいます。解説をいただいた鉄道博物館の奥原主幹学芸員によれば、外観の塗装は登場時に使用されていたアクリル系の塗料に近いものを使用して重ね塗りを三回行い、また、車内のシートもオリジナルなもので、クッション部分(いわゆる「アンコ」)も入れ換えるなど、極力登場時の姿に戻す努力が払われております。
▲0系の初期車にのみ設置されていた緊急脱出用扉も復元されている。'09.8.26 大宮総合車両センター P:RM(小野雄一郎)
クリックするとポップアップします。

090827n005.jpg090827n007.jpg
▲特徴的な“だんご鼻”を真上より見下ろす(左)。鉄道博物館搬入時に備えてアンテナは外されている。また、「H2」の表記は登場時の表記である「N2」に戻されるとのことだ(Nは製造元である日車支店の頭文字を意味する)。なんと、冷水機も登場当時のものが復元されている(右)。'09.8.26 大宮総合車両センター P:RM(小野雄一郎)
クリックするとポップアップします。

今後、さらにオリジナルに近づける作業が行なわれるとのことで、鉄道博物館で公開された際は、東京オリンピックの熱狂に沸いた当時の「夢の超特急」に“乗り”に出かけられてみられてはいかがでしょうか…。

090820n008.jpg