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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2009年7月25日

JR東海博物館(仮称)展示車輌を発表。

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▲JR東海博物館(仮称)の完成予想内観パース。1階には新在8線の展示線が並ぶ予定。 (JR東海提供)

jrcsankou1014.jpg2011(平成23)年春の開業を予定しているJR東海博物館(仮称)の展示概要が決定し、その展示車輌の全貌が明らかになりました。「高速鉄道技術の進歩」を紹介すべく、超電導リニア方式による世界最高速度を記録した超電導リニア車輌MLX01や、歴代の新幹線車輌および鉄車輪系で国内最高速度を記録した300X、狭軌鉄道の蒸気機関車で世界最高速度を記録したC62 17のほか、在来線を含め36輌の実物車輌が展示されます。
(JR東海博物館の計画概要についてはアーカイブ「JR東海が“JR東海博物館”(仮称)建設へ」参照)
▲JR東海博物館(仮称)の外観パース。 (JR東海提供)
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■展示車輌(実車36輌+バス1台)/形式番号・製造年・主な特徴・従来の保管場所
1:MLX01形式 超電導リニア 車輌車号 MLX01-1 (1995年製造)
2003年、超電導リニア方式による鉄道世界最高速度を記録(581km/h)
【JR総研】
2:0系21形式 新幹線電車 車号 21-86 (1971 年製造)
0系(最初の新幹線)の先頭車
【浜松工場】
3:0系16形式 新幹線電車 車号 16-2034 (1986 年製造)
0系グリーン車の最終形
【浜松工場】
4:0系36形式 新幹線電車 車号 36-84 (1975 年製造)
博多開業にて投入された現存する唯一の0系食堂車
【浜松工場】
5:0系37形式 新幹線電車 車号 37-2523 (1983 年製造)
多目的室や車いす対応トイレを設置した0系ビュッフェ車
【浜松工場】
6:922形式 新幹線電気・軌道総合試験車 車号 922-26 (1979 年製造)
通称ドクターイエロー、主に信号の検測車輌 (2006 年8 月まで活躍)
【JR西日本】
7:100系123形式 新幹線電車 車号 123-1 (1986 年製造)
新幹線初のフルモデルチェンジとなった100系の先頭車
【浜松工場】
8:100系168形式 新幹線電車 車号168-9001 (1985 年製造)
新幹線初の2階建車(食堂車)
【浜松工場】
9:300系322形式 新幹線電車車号322-9001 (1990 年製造)
新幹線初の270km/h 営業運転を実現した量産先行試作車の先頭車
【浜松工場】
10:300系323形式 新幹線電車 車号323-未定
300系の量産車の先頭車
11:955形式 新幹線試験電車 車号 955-6 (1995 年製造)
通称300X、1996 年、鉄車輪系の国内最高速度を記録(443km/h)
【浜松工場】
12:ケ90形式 軽便用蒸気機関車 車号 ケ90 (1918 年製造)
東濃鉄道(現太多線)で活躍した小型機関車
【名古屋研修センター】
13:C57形式 蒸気機関車 車号 C57 139 (1940 年製造)
戦前の代表的な機関車で旅客列車を牽引(お召列車にも使用)/準鉄道記念物
【名古屋研修センター】
14:C62形式 蒸気機関車 車号 C62 17 (1949 年製造)
国内最大最速の機関車で、旅客列車を牽引、1954 年狭軌鉄道における蒸気機関車の世界最高速度を記録(129km/h)
【東山総合公園】
15:ED11形式 電気機関車 車号ED11 2 (1923 年製造)
東海道本線、横須賀線の電化・電気機関車運転用の機関車(米国製)
【佐久間レールパーク】
16:ED18形式 電気機関車 車号 ED18 2 (1924 年製造)
東海道本線の電化初期の主力機関車で旅客列車を牽引、その後、飯田線で活躍(英国製)
【浜松工場】
17:EF58形式 電気機関車 車号EF58 157 (1958 年製造)
戦後の代表的な電気機関車、東海道本線全線電化当時の主力機関車で旅客列車を牽引
【浜松工場】
18:モハ1形式 三等電動車 車号 モハ1035 (1922 年製造)
省線電車として中央線等で活躍、その後、三信鉄道(現飯田線)等にて使用、現存する唯一の標準形木製電車(省線電車の第一号)
【伊那松島運輸区】
19:クモハ12形式 電車 車号 クモハ12041 (1927 年製造)
日本初の半鋼製車体による電車
【伊那松島運輸区】
20:モハ52形式 電車 車号 モハ52004 (1937 年製造)
流線型電車「流電」、戦前に京阪神間の急行電車として活躍、その後、飯田線にも使用
【佐久間レールパーク】
21:クモヤ90形式 電車 車号 クモヤ90005  (1947 年製造)
戦時設計の通勤車輌(モハ63形式)として誕生した後、事業用に改造
【浜松工場】
22:クハ111形式 電車 車号 クハ111-1 (1962 年製造)
東海道本線の通勤列車で活躍した最初の直流近郊形電車
【佐久間レールパーク】
23:クモハ165形式 電車 車号 クモハ165-108 (1963 年製造)
急行形直流電車として勾配線区などの急行列車で活躍
【美濃太田車両区】
24:サロ165形式 電車 車号 サロ165-106 (1967 年製造)
急行形直流電車のグリーン車
【浜松工場】
25:クハ381形式 特急電車 車号 クハ381-1 (1973 年製造)
日本初の振子式電車で、曲線における速度向上を実現し、中央線「しなの」で活躍
【美濃太田車両区】
26:クロ381形式 特急電車 車号 クロ381-11 (1974 年製造)
381形式中間車輌をパノラマ(展望車)仕様に改造
【美濃太田車両区】
27:キハ6400形式 蒸気動車 車号 キハ6401 (1912 年製造)
動力を蒸気機関とした自動客車で現存する唯一の蒸気動車/鉄道記念物(気動車の第一号)
【明治村】
28:キハ48000形式 気動車 車号キハ48036 (1956 年製造)
初の液体式変速機による総括制御を実現した最初の量産気動車
【佐久間レールパーク】
29:キハ82形式 特急気動車 車号 キハ82 73 (1965 年製造)
特急用の代表形式の気動車で、高山線などの特急「ひだ」として使用
【美濃太田車両区】
30:キハ181形式 特急気動車 車号 キハ181 1 (1968 年製造)
日本初の大出力特急気動車で、中央線特急「しなの」として使用
【佐久間レールパーク】
31:スニ30形式 客車 車号 スニ30 95 (1929 年製造)
最初の鋼製荷物車
【佐久間レールパーク】
32:オヤ31形式 客車 車号 オヤ3112 (1937 年製造)
新線開通時や電化開業時の建築限界の測定車として使用
【佐久間レールパーク】
33:オハ35形式 客車 車号 オハ35206 (1941 年製造)
国鉄鋼製客車の標準型、三等車でありながら広い窓を採用
【佐久間レールパーク】
34:マイネ40形式 寝台客車 車号 マイネ40 7 (1948 年製造)
戦後初の一等寝台車(冷房付)で、外国人団体観光輸送などに使用
【佐久間レールパーク】
35:オハ47形式 客車 車号 オハ472098 (1954 年製造)
居住性が大幅に向上した急行用の三等車
【美濃太田車両区】
36:オロネ10形式 客車 車号 オロネ1027 (1960 年製造)
急行用二等寝台向けに製造された軽量客車
【佐久間レールパーク】
・国鉄バス第1号車(省営バス) (1930 年製造)
日本に現存する最古の国産バス/鉄道記念物(国鉄バスの第一号)
【鉄道博物館】

そのラインナップは上記のとおりですが、少々気になるのは、今秋閉館する佐久間レールパークの展示車輌のうち、ノミネートされていないクモハ12054、ED62 14、クヤ165?1、オハフ33 115、ソ80-180、チキ6132などの去就です。

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▲館内1階・2階の平面レイアウト。車輌展示スペースの2階部分は吹き抜けとなっている。 (JR東海提供)
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館内には子供から大人までが楽しめる各種シミュレータや、日本最大面積のジオラマ、シアターなどを設けるほか、鉄道や超電導リニアのしくみ、歴史などについて、親子が一緒に体験しながら楽しく理解してもらえる展示コーナーが設置されます。主な館内レイアウトは、1階は車輌展示、鉄道のしくみ展示、ジオラマ、シアター、シミュレータ、リニア展示等が収められ、2階は収蔵展示、歴史展示、体験展示、キッズコーナー、レストスペース等が設けられる計画です。

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▲各種展示コーナーのイメージ。ジオラマは国内最大面積となる予定。 (JR東海提供)
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なお、本年8月には建物工事が開始される予定で、これに先立ち金城ふ頭の建設予定地内で8月20日には起工式が執り行われる予定です。

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