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フリーゲージトレインの新在直通試験を実施。

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▲深夜の新八代駅に到着するフリーゲージトレインGCT編成。前頭部の連結器カバーは取り外されている。'09.6.12 新八代 P:桃根 医(『鉄道おもちゃ』)
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鉄道・運輸機構とフリーゲージトレイン技術研究組合が中心となって研究開発を続けている軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の新在直通試験が始まり、先日その試験運転が報道公開されました。

090616n8113s.jpg異なる軌間、新幹線(1435㎜)と在来線(1067㎜)を自在に往来できるフリーゲージトレインの第二次試作車輌は一昨年春に完成(アーカイブ「フリーゲージトレイン第二次試作車が完成」参照)、JR九州小倉工場での構内走行試験ののち、日豊本線での在来線走行試験、JR西日本山陽新幹線新下関基地内での軌間変換試験を経て、八代市内にある新八代試験線で、在来線~新幹線間の乗り入れを行なうための新在直通試験が開始されたものです。
▲実験は深夜2時前後に行なわれた。新幹線接続駅として賑わう新八代駅もひっそりと静まりかえっている。'09.6.12 新八代 P:桃根 医(『鉄道おもちゃ』)
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▲新八代試験線位置図。 (鉄道・運輸機構/フリーゲージトレイン技術研究組合プレスリリースより)

6月1日より始まった今回の試験は、鹿児島本線有佐~新八代(新幹線発着線)間で行われました。「リレーつばめ」の走る在来線~新幹線ホーム連絡線に並行して設けられた軌間変換装置区間を含む新八代試験線を使用し、本線分岐~軌間変換装置を介して新八代12番線(新幹線「つばめ」発着線)に入線する実際の営業路線上を走らせることで、車輌とともに信号・踏切など地上側のシステムが正常に作動するかどうかを確認するのが主旨です。

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▲現在採用されている平行カルダン駆動のB方式概念図(左)と軌間変換軌道のガイドレール部(右)。'09.6.12 新八代 P:桃根 医 (プレスカンファレンスより)
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▲軌間変換台車のモデル。一番外側に見えるのが軸箱支持レール。'09.6.12 新八代 P:桃根 医 (プレスカンファレンスより)
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▲実車のモニター画像に見る軌間変換のおおまかなプロセス。'09.6.12 新八代 P:桃根 医 (プレスカンファレンスより)
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実験車輌は在来線区間では交直両用の全M車となっており、車体はアルミニウム合金製。台車は電子制御による車体傾斜システムを備え、在来線での曲線通過性能の向上と、新幹線区間での270km/h走行のポテンシャルを秘めた3輌編成です。

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▲新八代駅ホームで待機する試験車輌。車体裾部には切抜文字による車体標記が見られる。'09.6.12 新八代 P:桃根 医
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実験車輌は6月1日から12日まで行われた新八代試験線での実験を終え、翌13日未明に熊本運輸センターへ自力回送。その後、いったん小倉工場に返却された後、7月後半海上輸送にて川内港~川内車両基地へ搬入、同月末~12月にかけて九州新幹線川内~新水俣間で高速試運転を行う計画となっています。

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