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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2009年6月 9日

相鉄11000系まもなくデビュー。

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▲いよいよデビューする11000系。ベース車同様、10000系に比べ乗務員室が拡大され、乗務員扉の位置も後退している。'09.5.28 厚木 P:RM(高橋一嘉)
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相模鉄道の新型電車11000系が完成、営業運転に先立ち、先日鉄道雑誌社向けの報道公開が行われましたので、本誌次号で詳報する前に、さっそくその概要をお伝えいたしましょう。

090609n02.jpgご存知の通り、前作の10000系電車はJR東日本E231系(総武緩行線用)をベースとしていましたが、今回の11000系はE233系(中央快速用)をベースとしたもので、主要機器の二重系化、客室のバリアフリー化ならびにユニバーサルデザイン化の推進、運転室のクラッシャブルゾーンの設定などが図られています。また、10000系は相鉄の車輌限界に合わせて車体幅がJR車より狭い2930mmとなっていましたが、今回の11000系では、その導入に先立ち相鉄の車輌限界が変更され、JR車と同じ2950mmになっていることも特徴のひとつと言えましょう。
▲相鉄初のHID灯が採用された先頭部。車体幅は今回からJR車と同じ2950mmに拡大されている。'09.5.28 厚木 P:RM(高橋一嘉)
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▲客室。オムスビ型の吊り手、パイプ式の荷棚はE233系とは異なり、10000系と同様の仕様となっている。'09.5.28 P:RM(高橋一嘉)
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▲車椅子スペースは両先頭車の車端部に設置(左)。車端部および女性専用車である4号車は荷棚の高さがその他に比べ50mm低く設定されている。車内の情報提供装置は京浜東北線用のE233系と同じく17インチワイド画面を2画面装備する(右)。'09.5.28 P:RM(高橋一嘉)
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運転台はE233系同様、3画面の液晶パネルに表示類を集約したもの。なお、相鉄ではJR直通運転に先駆け、2011年頃にATS-Pやデジタル列車無線の導入など保安装置の改修を完了する予定で、11000系の運転台はすでに新機器類に対応した準備工事が施されているほか、屋根には信号炎管の準備工事も施されています。

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▲運転台はE233系同様、計器・表示類を3画面の液晶画面に集約したタイプ。すでにATS-P、デジタル無線の準備がなされており、現行のATS表示灯は不要となった際に取り外すことを考慮して右の液晶画面上に取り付けられている。腰掛右側には見える緑色の箱は現行の誘導無線の端末。'09.5.28 P:RM(高橋一嘉)
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▲今回導入される10輌編成2本のうち、第2編成の海老名方5輌はJR東日本新津車両製作所が製作を担当しており、該当車輌の車内の標記も東急車輛とのダブルネームとなっている。'09.5.28 P:RM(高橋一嘉)
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気になるのは2015年に予定される相鉄・JR東日本の直通運転との関係ですが、今回の11000系は「ユニバーサルデザイン・サービス向上を目指した線内車輌」という位置づけであり、JR直通用車輌は事業の進捗・協議の進展を見て開業時までに準備される予定とのこと。とは言え、この11000系もすでに一部準備工事などJR直通を視野に入れた設計となっているとのことで、条件さえ整えば6年後にはこの11000系がJR線を経由して渋谷・新宿まで顔を出すことになるかもしれません。また、2019年に予定される東急線との直通運転用車輌は、車体幅や加速度・減速度が大きく異なるため、JR線直通車輌とは分けて考えられているそうで、これも事業の進捗・協議の進展を見て開業時までに準備される予定とのことです。

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▲10000系、8000系と顔を並べた11000系。塗色変更を進み、都心直通に向けて相鉄へ着実に変化しつつある。'09.5.28 かしわ台電車基地 P:RM(高橋一嘉)
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この11000系電車は6月15から営業運転を開始が予定されています。なお、それに先立ち、6月14日には相模大塚駅構内での撮影会も催されます。詳しくは鉄道ホビダスの鉄道ニュース欄(→こちら)をご覧ください。

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