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2009年6月 5日アーカイブ

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このたびの報道公開では、クモハ12054・クハ111-1・キハ48036・キハ181-1・オハ35 206・オヤ31 12において、通常は入ることのできない車内の公開も併せて行なわれましたので、今日は小野君のレポートでその模様を中心にご紹介いたしましょう。なお、ED11 2は修繕中とのことで公開はされませんでした。
▲飯田線の貨物列車牽引に活躍したED62 14が、キハ48036・クモハ12054と並ぶ。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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機関車はED11 2およびED62 14が展示されています。ED11 2は、1922(大正11)年にアメリカGE社で製造されて日本に輸入された電気機関車です(RMライブラリー『国鉄輸入電機の系譜』参照)。1928(昭和3)年には1011からED11 2に改番され、1956(昭和31)年に浜松工場に移ってからは長らく構内入換機として晩年を過ごしていました。一方のED62 14は、1959(昭和34)年6月にED61 16として製造された後、1978(昭和53)年2月にED62 14に改造され1984(昭和59)年に廃車、その後浜松工場にて保管されていた車輌です。

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▲クモハ12054。1996年3月まで鶴見線にて同形式の活躍を見ることができたので、その姿を記憶されている方も多いのではなかろうか。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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▲クモハ12054の車内。それぞれのドア付近にセンターポールが立っている。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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電車はクモハ12054・モハ52004・クハ111-1・クヤ165-1の4輌が展示されています。このうち、クモハ12054とクハ111-1は車内も公開されました。クモハ12形は1931(昭和6)年に製造されたいわゆる17m級国電(『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌 1』参照)。車内に足を踏み入れると、木造の車体がもつ独特の温かみを感じることができます。天井には白熱灯が取り付けられており、また、それぞれのドア付近にセンターポールが立っているのは、若いファンにとっては意外に感じられるかもしれません。

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▲湘南色のクハ111-1。原型タイプのライトを保っている。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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090605n2-5.jpgクハ111形は1962(昭和37)年に登場した車輌(『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌 3』参照)で、弟分にあたる113系とともに東海道本線の主として2006年まで活躍していた姿は記憶に新しいところです。車内の様子は、青色のシートに灰皿付きと原形を保っていることが特徴のほか、計器類の並んだ運転席も必見です。速度計が少し意外な位置に設置されています。なお、このクハ111-1は、9月に特別公開される予定です。
▲クハ111-1の運転台。計器類などが並び、いかにも“電車”という印象を受ける。速度計の位置に注意。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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▲旧国鉄色を纏うキハ48036。晩年は茨城交通(現ひたちなか海浜鉄道)で活躍した。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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▲キハ48036の車内(左)。車体中央付近の左右の壁面に伸びているパイプは排気管である。その運転台(右)。比較的シンプルな構成となっている。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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気動車はキハ48036・キハ181-1が展示されています。キハ48000形は、キハ45000形(後のキハ17形)の両運転台車として1955(昭和30)年に製造が開始された車輌で、後にキハ11形を名乗り日本各地のローカル線でその姿を見かけることができました。この展示車輌は、晩年は茨城交通(現ひたちなか海浜鉄道)で活躍していた車輌で、佐久間レールパークの開園に合わせて保存されることになった車輌です。車内は、ほぼ原型を保っており、いわゆる「バス窓」や「直角イス」などを見ることができます。

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▲その優美な姿は今もなお色褪せないキハ181-1。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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▲キハ181-1の車内の見所は、客室から貫通扉へと至る通路だろう。両側に窓がないため、実際にはかなり暗く感じられる。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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090605n2-11.jpgキハ181形は、特急型気動車として1968(昭和43)年に製造が始まり、特急〈しなの〉への投入を皮切りに各地で活躍しました。現在でも〈はまかぜ〉で最後の活躍を続けており、その優美な姿は多くのファンを魅了してきました。また、車内の見所は、客室から貫通扉に抜ける通路であるといえましょう。現在、営業列車でこの通路を通ることができる機会はそうそうなく、一見の価値はあります。6月中はこのキハ181-1が特別公開されています。
▲キハ181-1の運転台。シンプルながらも重厚なつくりだ。'09.6.2 P:RM(小野雄一郎)
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