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2009年4月25日アーカイブ

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▲京都市電といえば思い起こされるのが祇園祭との関わり。山鉾巡航の際には架線が撤去されるなど、古都ならではの伝統が息づいていた。 (『京都市電 最後の日々』上巻より)
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RMライブラリーの今月と来月は高橋 弘さん、高橋 修さんによる『京都市電 最後の日々』を上下巻にわたってお届けします。最後まで残った外周環状線と東山七条から京都駅までの区間が廃止されたのが1978(昭和53)年9月30日ですから、今年は京都の街並みから市電が消えて31年目ということになります。

RML117hi.jpg改めて申し上げるまでもないでしょうが、日本最初の電気鉄道である“京電”こと京都電気鉄道が開業したのは1895(明治28)のこと。1067mm軌間の京電は市内へ路線を延ばしてゆきますが、1912(明治45)年には競合する市営の路面電車が1435mm軌間で開業し、市内には3線区間も出現しました。結局、京電は1918(大正7)年に市に買収となり、ほとんどの路線は1435mm軌間に改軌されましたが、この時、唯一1067mm軌間で残ったのが「N電」こと北野線でした。このN電についてはすでにRMライブラリーの第33巻『N電 京都市電北野線』で、今はなき吉川文夫さんと今回の著者でもある高橋 弘さんの共著により縦横無尽にご紹介しておりますが、市電ネットワークの大勢を構成する標準軌路線についてまとまってご紹介できるのは初めてです。

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▲烏丸三条の元第一銀行京都店前をゆく1800形。寺社仏閣ばかりでなく、各時代を象徴する歴史的建造物との出会いも京都市電の大きな魅力だった。 (『京都市電 最後の日々』上巻より)
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本書はN電廃止後の標準軌各線の姿を写真を中心にご紹介するもので、上巻では日本最初の電気鉄道をルーツとする伏見・稲荷線、祇園から四条大宮まで京都の中心街を東西に貫く四条線、東寺を望む大宮線、市交通局の本部である壬生車庫を持つ千本線、そして京都のメインストリートを走る烏丸線の各線を収録するとともに、N電、トロリーバス、連結運転と急行運転の3編のコラムも掲載しています。

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▲伏見線は酒処を巡る路線でもあった。建ち並ぶ酒蔵を縫うように伏見線は急曲線が多く、かつては小型車しか入線できなかったという。 (『京都市電 最後の日々』上巻より)
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▲京阪特急の電飾看板がきらめく新京極の夜。艶やかな京都の夜にも市電が似合っていた。 (『京都市電 最後の日々』上巻より)
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写真のほとんどは高橋 弘さんの情感あふれるオリジナルプリントを使用し、解説はご子息の修さんが執筆されています。30~40年前の京都の街並みとともに、あの懐かしい市電に会えるトロリーファン必見の一冊、第33巻『N電 京都市電北野線』とともにぜひお手許にお揃えください。

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