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2009年4月13日アーカイブ

遙かなり梅隆鉄路。(4)

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▲給水を終えて待機するC4形7216号機。梅隆鉄路所属のC4形は4桁ナンバーの頭2文字が製造年を示しており、本機は1972(昭和47)年製。'95.3.18 西埔
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それではここらで梅隆(meilong)鉄路本線で活躍する車輌たちを紹介してみましょう。貨物輸送の主力機関車はC4形蒸気機関車ですが、C4形は戦後のポーランド国鉄のナロー用標準型機Px48形に範をとった0-8-0機で、長いボギーテンダーが特徴です。訪問時、機関区の運用状況を示した黒板にリスティングされていたC4形は5、7、11、13、14、16、17、26の8輌でした。

090413n041中国のナロー用蒸機というと、四川省の芭石や黒龍江省の樺南など、現在でも一部で活躍が見られるC2形がまず頭に浮かびますが、C2形が自重28tなのに対してC4形は42t、全長も3m以上大きく、製造銘板にも「窄軌大型机車」(窄軌は中国語でナローゲージの意)と明記されています。これまで確認されたのはいずれも華南地区で、広東省以外では湖南省などで同形機が記録されていますが、総輌数はC2形と比べてかなり少なかったと思われます。
▲7215号機のキャブに付けられた製造銘板。「C4型窄軌大型机車」と記されている。'95.3.18 西埔 P:水野克成
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▲整備を終えて出区してゆく7215号機。C4形はソ連のPT-4形をベースとしたC2形と比べるとかなり大きい。'95.3.18 西埔
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梅隆鉄路の所属機は、英国インダストリアル・レイルウェー・ソサエティーによる1985年からのサーベイ(下記参照)で総計14輌。1970(昭和45)年製の7004号機から1973年9月製の7326号機までが現認されていますが、4桁の下2桁がシリアルナンバーだと仮定すると、26輌もが在籍していたことになります。なお、梅隆では全機が広州製でしたが、他所では広州から西へ約50キロ、三茂線の起点である三水工場で製造された個体も確認されています。

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▲紅衛1形0010号機。側面裾部には中国鉄路局式に「梅鉄西段」(梅隆鉄路西埔機務段)の標記がある。本線用の主力ディーゼル機関車で、わが国のDD50のように片側運転台式。2輌背面合わせで使用するのかと思いきや、後部はホロを露出したまま運用に就いていた。それにしても立派な後部前照灯(?)は如何に…。'95.3.18 西埔
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本線旅客列車の牽引はもっぱら「紅衛形」ディーゼル機関車です。梅隆鉄路では「紅衛1形」と「紅衛2形」の2種類を確認しましたが、多少スタイリッシュで新しそうな紅衛2形の方はなぜか全機が休車中で、DD50を連想させる紅衛1形がもっぱら運用に就いていました。両形式ともに製造はその名のとおり「広州紅衛机車車輌廠」。このほかに「広州動力机廠」なる銘板を付けたボギー機が修理中でした。

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▲英国インダストリアル・レイルウェー・ソサエティー(IRS)のリサーチによるほぼ同時期の梅隆鉄路所属機のロスター。(“INDUSTRIAL LOCOMOTIVES OF THE PEOPLE'S REPUBLIC OF CHINA”1996より)
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