鉄道ホビダス

2009年4月 8日アーカイブ

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▲まるでSF漫画に出てきそうな初代リニアML100。車体中央部にガルウィング・ドアを持つ。定員は4名とのことだった。'72.10.15 鉄道技術研究所
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昨日は山梨リニア実験線の改良型試験車輌MLX-01-901A(先頭車)+MLX-01-22A(中間車)の概要をお伝えいたしましたが、原稿を書きながら思い出したのが、今から37年前に初めて遭遇した“リニアモーターカー”のことです。

Linear01n.jpg時は1972(昭和47)年10月。まさに「鉄道100年」を迎え、各地でさまざまなイベントが行なわれていましたが、東京・国立の鉄道技術研究所では「鉄道記念日」の14日前後に所内の一般公開が行われ、その目玉ともいえるのが一般には初公開となるリニア・インダクション・モーター(LIM)で推進する磁気浮上式リニアモーターカーの試験車輌でした。磁気浮上(Magnetic Levitation)の頭文字と「鉄道100年」の100をとって形式を“ML100”と名づけられた実験車輌は、全長7mのさながらUFOのような形態。車体側面の“JNR”のロゴがなんとも誇らしげでした。
▲公開日の鉄道技術研究所正面。リニアが当日の目玉で、カラー印刷のパンフレットも用意されていた。'72.10.15 鉄道技術研究所
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▲実験線のホーム(?)で発車を待つML100。それにしてもなんとも長閑な実験風景だ(左)。車体側面には“JNR”のロゴが入れられている(右)。'72.10.15 鉄道技術研究所
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このML100形、さながら跨座式モノレールのようなガイドウェイ上を走行するのですが、今さら思えばとてつもなく大仰な、まるでロケットの発射のような前振りの割りにはたいしたスピードでもなく(公称最高時速60㎞/h)、ましてや“浮上”したかどうかは目視不能でした。

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▲いざ走行試験開始。上下の2枚を比べてみると多少車体が浮上しつつあるようにも見える。背後の見物人も時代を感じさせる。'72.10.15 鉄道技術研究所
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車体中央にガルウィング・ドアを持つ“リニアモーターカー”は、大阪万博2年後の時代背景のなかで、多くの来場者に“未来の鉄道”への限りない夢を与え、4日間の一般公開を終えたのでした。

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