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2008年11月 2日アーカイブ

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▲車体側面に描かれた総合高速検測車“DAX”のロゴ。ちなみに“DAX”とは“Dynamic Analytical eXpress”の略。'08.10.30 高幡不動検車区 P:RM(高橋一嘉)
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昨年登場し、今春から運用が開始された京王線の軌道架線総合検測車クヤ900形「DAX」の鉄道雑誌社向けの報道公開が先日行われました。

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▲京王八王子方から見たクヤ911。前・尾灯も備わるが運転台は構内運転用で、本線上で先頭に立つことはない。'08.10.30 高幡不動検車区 P:RM(高橋一嘉)
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このクヤ900形は従来、夜間を中心に個別に行われていた軌道および電気関係の検測作業を集約し、昼間に実施することを可能としたものです。具体的には、軌道検測項目としては、通り・平面・軌道の高低・軌間・水準・動揺を、また架線検測の項目としては、トロリ線高さ・トロリ線磨耗、偏位・硬点、パンタ衝撃検出・支障物検出・渡り線検出・トロリ線高低差・電柱位置検出・離線・カメラによる接触状態の各項目が挙げられています。

dax.003.jpg車体長は営業車と同じく19500mmのステンレス製。軌道検測装置を搭載するためT車であり、実際の運転に際しては2004年度に登場したデワ600形と連結して運転されます。車号の「911」とは9000系のイメージを持つことによる「9」に、デワ600形601・621・631の下2ケタの空番である「11」を組み合わせたもの。これはデワ600形登場時にすでに検測車の導入を前提として空番としていたそうです。

▲新宿方から見たクヤ911。検測車ならではの表情。'08.10.30 高幡不動検車区 P:RM(高橋一嘉)
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▲デワ600形と連結した、運用時のスタイル。京王八王子方からデワ631-デワ621-クヤ911-デワ601の4輌編成で運転される。'08.10.30 高幡不動検車区 P:RM(高橋一嘉)
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なお、デワ600形はレール運搬用のチキ290形の牽引にも使用されるため、日常的に編成替えを実施する関係上、クヤ900形は両運転台構造となっており、前・尾灯も備わっています。ただし、両端とも構内運転のみを前提としたものであり、「クヤ」ではあるものの本線で先頭に立つことは不可能とのことです。

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▲検測用のコンソールとモニターが整然とレイアウトされた車内。床は二重構造で、この下にはレーザ基準装置が設置されている。'08.10.30 高幡不動検車区 P:RM(高橋一嘉)
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▲検測用のパンタグラフは京王線では唯一の下枠交差型である(左)。運転台は6000系のものを流用。通常運用時には使用しないためカバーがなされている(右)。'08.10.30 高幡不動検車区 P:RM(高橋一嘉)
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このクヤ900形は本年4月2日から本運用を開始しており、2ヶ月に一度程度、京王線全線を2日間かけて検測しているそうですので、京王線沿線の方ならばこの車輌に遭遇する機会も少なくないのではないでしょうか。なお、このクヤ900形については今月発売の本誌誌上でスペックを含めて詳しくご紹介できる予定ですのでお楽しみに…。

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