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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2008年10月17日

山陽・九州新幹線直通用車輌いよいよ登場。

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▲JR西日本とJR九州が手を結ぶイメージのロゴが入れられた先頭部側面。乗務員扉窓に編成番号「S1」の標記が見える。'08.10.14 博多総合車両所 P:RM(新井 正)
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連日新幹線の話題が続きますが、昨日ご紹介した山形新幹線用E3系(2000番代)が仙台で報道公開された同じ日、九州の博多総合車両所では山陽・九州新幹線直通用車輌(量産先行車)の報道公開が行なわれました。すでに神戸からの船積みの様子はお伝えしておりますが(→こちら)、いよいよ編成の組成も終わり、その全容が明らかになったわけです。

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▲組成を完了したS1編成。写真は鹿児島中央方1号車(781-7001)を先頭にした姿。'08.10.14 博多総合車両所 P:RM(新井 正)
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「日本の伝統文化が色濃く残る関西圏と九州圏を結ぶ新しい新幹線として、日本の美しさ、力強さ、りりしさを表す“凛”をキーワードとして日本的なもてなしの心地よさを表現」することをデザインコンセプトとしたという車体は、陶磁器の青磁を思わせる『白藍(しらあい)』色を基調としたスタイリッシュなもの。基本的な構造はN700系をベースとしていますが、随所に山陽・九州新幹線直通用車輌ならではの拘りがちりばめられています。

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▲テーブルや手すりに古代桜調の木目を用いたグリーン車客室内。レッグレストがN700系0番代・3000番代と異なっている点に注意。'08.10.14 博多総合車両所 P:RM(新井 正)
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▲一般車指定席(左)と一般車自由席(右)の客室内。前者は朱桜調、後者は若桜調の部材を使用している。'08.10.14 博多総合車両所 P:RM(新井 正)
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今回はじめて詳らかになったのは、そのインテリアで、乗客が直接触れるテーブルや手すりに、くつろぎを感じさせる木材を採用した点が注目されます。グリーン車の客室内やデッキ部は深みのある重厚感を漂わせた古代桜調の木目、2&2の座席配置となった普通車指定席の客室内やデッキ部は落ち着きのある優しさを漂わせた朱桜調の木目、2&3配置の普通車自由席の客室内やデッキ部は柔らかな雰囲気を漂わせた若桜調の木目が採用され、座席生地もグリーン車が濃藍色の花唐草模様、指定席は遠山模様の濃菜種色、自由席が桜の花柄と市松模様の茜色と縹(はなだ)色と細やかな心配りで作り分けられています。

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▲2号車(788-7001)のパンタグラフ部を見る(左)。右は6号車(766-7001)の台車。なお、東海道区間に乗り入れることは想定されていないため、車体傾斜装置は装備されていない。'08.10.14 博多総合車両所 P:RM(新井 正)
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また、グリーン車の座席にはN700系のシンクロナイズド・コンフォートシートにさらにゆったりとくつろげるレッグレストと枕を設置、5号車車端には女性専用トイレやパウダールームも設けられています。

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▲車内設備の概要。6号車がグリーン車と普通車の“合造車”となっている点に注意。(JR西日本・JR九州提供)
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今回誕生した量産先行車S1編成は1号車から①781-7001+②788-7001+③786-7001+④787-7001+⑤787-7501+⑥766-7001+⑦788-7701+⑧782-7001という組成となっており、きたる10月24日に公式試運転を行なったのち、11月から山陽新幹線内で各種走行試験を実施する予定となっています。

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