鉄道ホビダス

2008年9月17日アーカイブ

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▲とても東京23区内とは思えない「模型列車」の軌道。初秋の木漏れ日の中、絶妙のカーブを描く。'08.9.17
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昨日ご紹介した豊島園の園内軌道「模型列車」ですが、今日、「としまえん鉄道フェスタ」の準備で休園日の現地を訪れた際、再びじっくりと拝見させていただくことができました。“水と緑の遊園地”をキャッチフレーズにするだけあって、軌道の周囲も鬱蒼とした木々に囲まれ、気持ちよいカーブを描くナローの軌道を見ている限りは、ここが東京23区内であることを忘れてしまいかねません。

mokeiressya202.jpgさて、その中で昨日の記述の誤りを発見してしまいました。「合計4輌の機関車」とご紹介しましたが、実はもう1輌存在し、5輌の機関車が“在籍”していたのです。漏らしてしまったのはランケンハイマーの汽笛を持つチャンス製の“C.P.HUNTINGTON”(No.183)と同形機で、製造時期に差はあるのかもしれませんが、都合3輌の“C.P.HUNTINGTON”が存在することになります。未見だった1輌は銀色に塗られた極めて状態のよさそうな個体ですが、残念ながら製造銘板は見当たらず、汽笛にもランケンハイマーの打刻はありませんでした。
▲再び“LUNKENHEIMER”の刻印をしげしげと見る。'08.9.17
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▲昨日漏れていた1輌がこの銀色の“C.P.HUNTINGTON”。他の同形2輌と同じくアメリカのチャンス製。'08.9.17
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▲森のなかの側線で休車状態となっていた4-4-0もすっかり綺麗になっていた。こちらはバッテリー式で、現在は使用されることはない。'08.9.17
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改めて客車に取り付けられた“チャンス”の銘板を見ると、同社はアメリカ・カンサス州にある遊具メーカーであることがわかります。“C.P.HUNTINGTON”とタイトルが付けられ、その下にモデル名、製造年(この銘板では1994年3月)、さらに客車定員から機関車出力まで記載されていることから推察するに、この「模型列車」は機関車+客車の編成でレディーメードとして販売されているもののようです。と考えると、“C.P.HUNTINGTON”はサザン・パシフィック鉄道の1号機を模しているとともに、同社の製品シリーズ名も兼ねているのかもしれません。

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▲機関車と同じくチャンス製の客車。コロ軸受の立派な台車には小さなブレーキシリンダーも見える。'08.9.17
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▲メリーゴーランドをモチーフにした“CHANCE RIDES,INC”の銘板。カンサス州の遊具メーカー。右は“本線軌道”に使われている特注品のPC枕木。'08.9.17
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ところで、昨日の記事をご覧になった本多邦康さんから、「戦前の豊島園の豆汽車“753号機”については『鉄道コレクションがいっぱい』伊藤東作著(雄鶏社1981年発行)21ページに写真があります」とのメールをいただきました。「終戦後の物とは違うかもしれませんが…」と書き添えられておられますが、たいへん貴重な手掛かりで、改めてお礼申し上げます。

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