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かわかぜ号特別便奥泉へ。 動画付き

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▲かつての千頭森林鉄道との分岐点でもある沢間駅に到着するDB9牽引の「かわかぜ号」特別便。'08.8.24 沢間 (このシーンは下のリンクより動画がご覧になれます)

5月の連休に千頭~川根両国間で運転されて好評を博している大井川鐵道井川線の「かわかぜ号」が先週日曜日、特別便として千頭~奥泉間(7.5km)で運転され、もと大井川鐵道副社長でRMライブラリー『大井川鐵道井川線』の著者でもある白井 昭さんのご案内で現地を訪れてきました。

080831n13n.jpg井川線自体はこの4月にも訪ねていますが(アーカイブ「新緑の大井川鐵道を訪ねる」参照)、DBの牽く「かわかぜ号」を目にするのは2006年のゴールデンウィーク以来2年ぶりとなります。しかもその時の運転はもちろん定番の千頭~川根両国間(1.1km)のみ。1952(昭和27)年製の“カトーくん”と翌1953(昭和28)年製のオープンデッキ客車の絶妙の組み合わせとはいえ、いかんせん千頭~川根両国間ひと駅区間では見せ場に乏しく、深山幽谷を絵に描いたような井川線ならではのシチュエーションは望むべくもありませんでした。
▲留置されたト100形の脇をすり抜けるように千頭へと戻る。'08.8.24 川根両国-千頭
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▲スハフ6の車内。井川線全通時に新製された客車で、現在までほとんど改造されることなく使用されている。車内の内幅は1660㎜とナローゲージ車輌なみ。'08.8.24 奥泉

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▲DB9の運転台。いまや貴重なA形ブレーキ弁を持つ(左)。右はスハフ6の緩急室を車外から見たところ。'08.8.24 川根両国/奥泉
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080831n17.jpgそれだけに今回の特別便は期待度も格別です。改めてご紹介するまでもないかとは思いますが、井川線に現役として残る2輌のDB(DB8・DB9)は、今や車籍を有する全国唯一の機械式ディーゼル機関車です。通常は両国工場の入換えを任務としていますが、井川線開通40周年を記念して1999(平成11)年より「かわかぜ号」の牽引機に抜擢されました。
▲土本に到着する「かわかぜ号」特別便。この山間の小駅周辺には7戸が暮らし、井川線によって毎日の新聞が届けられているという。'08.8.24 土本

客車の方も今や博物館級です。今回はスハフ4と6の2輌(ともに昭和28年帝国車輌製)が編成されましたが、オープンデッキにアーチバートラックと、そのスタイルは昭和40年代でさえ容易く見ることかなわなかったほどクラシックなものです。

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▲奥泉に到着するDB9牽引の「かわかぜ号」特別便。B型機特有のピッチングを拝めるのもこんな機会ならでは。'08.8.24 川根小山-奥泉 (このシーンは下のリンクより動画がご覧になれます)
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2輌のスハフを従えたDBは朝の千頭を発車、30分ほどかけてゆっくりと奥泉を目指します。機械式+チェーンドライブの走行音が目覚めたばかりの森に響く様は、遥か昔に木曽谷で見た森林鉄道を彷彿させるものでした。

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