鉄道ホビダス

横浜総合訓練センターにも新訓練車登場。

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▲209系訓練車の1号車外観。横須賀線風のクリームのラインカラーとなり、東京・大宮総合訓練センターの訓練車とは印象が異なる。なお、この2輌は車輌としての車籍はなく、形式番号の車体標記もない。'08.8.12 P:RM
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今春「東京・大宮総合訓練センター」に導入された訓練車(→こちら)に続き、JR東日本の「横浜総合訓練センター」にも新たな訓練車が登場いたしました。これまで使用されてきた仙石線用の105系(旧103系)を改造した訓練車に代わって導入されたのは209系を改造したもの。基本的には東京・大宮総合訓練センターの訓練車と共通ですが、本誌にさきがけていち早くその概要をご紹介してみましょう。

yokohama080813n2.jpg横浜総合訓練センターはJR東日本の横浜支社内の運転業務に従事する社員を対象に、異常時対応訓練を行なう施設で、JR久里浜駅の駅舎とは反対側に位置します。駅構内に隣接した約3000㎡の敷地の中に、研修施設と訓練線などが備えられ、1年間に2000名もの訓練者を受け入れる大きな施設です。訓練線は全長450mにおよぶ営業線を凝縮した設備で、実物と同様の閉そく装置、信号装置、連動装置、保安装置などが使用され、相模駅、湘南駅の2駅が設けられています。
▲1号車の前面。種車は中間車のため先頭車改造を行っている。ちなみにFRPキセは209系からの流用ではなく新品が取り付けられた。'08.8.12 P:RM
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▲1号車の運転台。クハ209形などの流用品であるがATS-P装置を増設している点が注目される。'08.8.12 P:RM
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▲1号車には種車のものと思われるモハ209-39のシールが残っている(左)。同じく1号車の運転台仕切りに貼られたクモハ209-092のシール(右)。'08.8.12 P:RM
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新訓練車は1号車+2号車の2輌編成で、種車はモハ209形とモハ208形。2008(平成20)年に長野総合車両センターで改造され、車体のラインは京浜東北線時代のブルーからクリームのラインカラーに変更となっています。車内の設備も東京・大宮総合訓練センター車とほとんど同一ですが、訓練人員が少ないことから、訓練中の様子を映し出すためのCCDカメラとモニターは車内には取り付けられていません。

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▲1号車の運転室仕切。営業用の209系では見られない開放タイプとなっている。'08.8.12 P:RM
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▲2号車の一部のドアには故障時の訓練のため横断幕が取り付けられている(左)。台車付近には、インカムマイクをつけた指導員や訓練生の声が聞こえるように、スピーカーが新設されている(右)。'08.8.12 P:RM
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この新訓練車はATS-PやD-ATCなど新しい保安装置にも対応し、実践に即した様々な状況を体験することによって、危機管理能力を高める訓練に使用されます。なお、開所時の1998(平成10)年4月から働いてきた前任の105系改造訓練車は6月末で引退し、先月現地で解体されたそうです。

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