鉄道ホビダス

2008年8月12日アーカイブ

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▲多くのファンに見守られ最後の晴れ舞台を演じる富山地方鉄道デ3533。今まで車籍が残っていたのが奇跡的だったとも言えようか…。'08.8.9 南富山 P:高橋一嘉
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8月6日付けでご紹介(「名残の地鉄デ3533」参照)した富山地方鉄道デ3533のお別れ撮影会ですが、編集部の高橋一嘉君が個人的に現地を訪れ、「編集長が消してしまったという車内の写真も撮ってきました」と最新の画像を見せてくれました。貴重な“単車”の走行シーン動画も撮ってきてくれましたので、今日は彼のレポートをご覧いただくことにしましょう。

toyama080812n4.jpg先般「編集長敬白」で紹介された富山地方鉄道デ3533のお別れ撮影会に行ってまいりました。連日の猛暑にも関わらず当日は多数のファンが集まり、主役の3533は定位置の車庫脇の留置線から自走でファンの前に姿を現し、リクエストに応えて場所を変えたり、7000形や8000形との並びを披露したりと、その大サービスぶりにファンも大満足でした。その中で、名取編集長がデジカメの画像を消してしまったという、3533の車内を見学させていただく機会に恵まれましたので、お目にかけましょう。
▲三菱製の直接制御の制御器も貴重な運転台。'08.8.9 南富山 P:高橋一嘉
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▲運転台を詳しく見る。制御器とブレーキ弁、それに圧力計だけの実にシンプルな構造である。'08.8.9 南富山 P:高橋一嘉
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▲これが車内に搭載されている融雪剤散布装置。すでに使われなくなってかなりの時間が経っているとみえる。'08.8.9 南富山 P:高橋一嘉
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ガラガラガラ…と手動で鉄製の扉を開けると、車内には客用の腰掛はなく、その代わりに中央に大きな機械が据えつけられています。これが凍結防止剤の塩化カルシウムを散布する装置と思われます。運転台は三菱製の直接制御の制御器とブレーキ弁、それに円形の手ブレーキハンドル、あとは幾つかのスイッチ類が並んだだけのシンプルなもの。背面の仕切りはもちろんHポールですが、南富山方には中央の機械のものと思われる操作パネルが取り付けられています。少々、各部に錆が目立つようですが、塩化カルシウム、つまり塩の散布というその任務を考えれば致し方ないことでしょうか。

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▲後輩7018と8005に見送られるように両側を挟まれたデ3533。この愛らしい単車も、秋の声を聞くことなく歴史の彼方へと消えてゆく…。'08.8.9 南富山 P:高橋一嘉
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デ3533が誕生したのは昭和26年のこと。小さな車体で富山の戦後復興に大活躍したことと思いますが、昭和40年にはデ7000形の増備が完了して単車の出番はほとんどなくなってしまったと思われますので、以来、旅客営業時代の約3倍近くの期間を裏方として過ごしてきたことになります。当日のアナウンスによれば、このデ3533はお盆休み明けには解体される予定とのことです。今日は短いながらデ3533最後の“力走”シーンを動画でお目にかけましょう。
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※上の画像をクリックすると動画(48秒)がご覧になれます。
音声付ですのでクリックする前に周囲の環境にご配慮ください。なお、Macでは再生できない場合があります。

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