鉄道ホビダス

2008年7月26日アーカイブ

080726n2.jpg
▲デジタル出力による巨大なプリントも圧巻。世界五大陸100点にも及ぶ作品数だけにたっぷりと時間を掛けて鑑賞したい。'08.7.25

写真家・都築雅人さんの写真展「煙情日記・世界の沿線、汽車の見える風景」が東京・品川のキヤノンオープンギャラリーで始まりました。昨夜は9月1日までという長丁場のスタートを祝してオープニングセレモニーが開催され、浅からぬご縁の私が僭越ながら乾杯の音頭をとらせていただきました。

080726n5.jpg「煙情日記」と銘打った都築さんの海外蒸機を題材とした写真展は今回で4回目、東京では5年ぶりの開催となります。第1回目が1994(平成6)年ですから、14年の歳月をかけて同名の写真展を連綿と続けてこられたわけです。1957(昭和32)年生まれの都築さんは、まさに青春時代に国鉄無煙化を目の当たりにした世代。写真の道を志すきっかけはもちろん蒸気機関車でした。その後、一時は鉄道から遠ざかっていたものの、1982(昭和57)に中国・上海で“現役蒸機”と再会、それからはアジア各国、東欧、中南米、さらにはアフリカ大陸と実に30カ国もの国々で生活の中の蒸気機関車を追い続けてこられました。
▲お気に入りのダージリンの作品を前にした都築雅人さん。世界各国の蒸機を追う「煙情日記」はこれからもまだまだ続くという。'08.7.25
クリックするとポップアップします。

080726n3.jpg
080726n4.jpg
▲コラージュ調の作品群も見どころ。25年の歳月を掛けて撮り続けてきた作品だけに、海外蒸機ファンにとっては懐かしいシーンも少なくない。'08.7.25

生活の中の…と記しましたが、都築さんの作品はまさにそこがポイント。今回の展示作品でも機関車そのものより、それを支える人々、乗客、沿線の暮らしといった側面が大きくクローズアップされています。

08726n6.jpg四半世紀にわたって撮り続けられてきた作品の集大成だけに、展示作品の多くは銀塩フィルムによるものです。ただ、キヤノンの最新技術によってスキャニング→デジタル出力された巨大なプリントは信じられないほどの高精度、高再現性で、作品の素晴らしさのみならず、そういった最新写真事情を垣間見るうえでもたいへん参考になる写真展といえましょう。展示作品は世界五大陸を網羅した100点あまり。都築さんの蒸気機関車にかける思いがひしひしと伝わってくる素晴らしい写真展となっています。
▲印象的なエントランスのディスプレー。'08.7.25
クリックするとポップアップします。

080726n1.jpg
▲会場はキヤノンマーケティングジャパン㈱の本社ビル2階。一ヶ月余りと長い会期だけにご覧になれる機会も多いはず。'08.7.25

■都築雅人写真展「煙情日記・世界の沿線、汽車の見える風景」
会期:7月24日(木曜日)~9月1日(月曜日)
    10時~17時30分 日曜・祝日休館 入場無料
会場:キヤノンSタワー 2階オープンギャラリー
    〒108-8011 東京都港区港南2-16-6 CANON S TOWER
    (JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分)
※なお、8月30日(土曜日)13時30分から15時まで3階のキヤノンホールSで都築さんのトークショーが開催されます。撮影秘話など作例写真多数を交えながらの講演です。
定員:300名 申し込みは→こちら

レイル・マガジン

2008年7月   

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2016 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.