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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2008年5月26日

来週から「エコーモデル・その世界」展。

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▲「エコーワールド2008 ジオラマコンペティション」エントリー作品から。加瀬康之さんの「東龍野町界隈」は600×400㎜のスペースに11棟のストラクチャーが建ち並ぶ。路地の奥にまで見れば見るほど“発見”があり、思わず顔が緩んでしまう。P:RMM(青柳 明)

1/80スケールの鉄道模型を手がける方なら、「エコーモデル」の名前を知らなかろうはずがありません。1960?1970年代初頭のTMS誌上で、信じられないような工作力とセンスで次々とレイアウトやストラクチャーを発表された阿部敏幸さんが「エコーモデル」を創業されてから35年、その気さくなお人柄と圧倒的な品揃えは、モデラーにとってずっと何ものにも代えがたい存在であり続けてきました。

no2%2Camano.jpgそのエコーモデル初の単独エキジビション「エコーモデル・その世界」展が、来週6月4日(水曜日)から東京・丸の内のトレンドスポット「丸の内オアゾ」内の丸善丸の内本店ギャラリーで開催されます。昭和ブームのはるか以前、まさに昭和真っ只中のアマチュアの時代から、一貫して昭和30年代を中心とした温もりのある情景をレイアウト上に再現しようと努めてこられた阿部さんだけに、今回のエキジビションは“超ミニチュアで見る、昭和の情景”をサブタイトルに、ギャラリーすべてを1/80スケールの「昭和」で埋め尽くそうという壮大な目論見です。
▲エントリー作品から天野 宏さんの「昭和の情景」。リヤカー、電話ボックス、そしてお約束のミゼットが雰囲気を盛り上げる。P:RMM(青柳 明)
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▲増池正和さんの「通りの酒屋 昭和54年冬」は、建植されたばかりのコンクリート電柱や自販機など、自らの心象風景としての「昭和」が30年代ではなく50年代であることをアピール。スクラッチしたビールケースなど各所に小技が効いている。P:RMM(青柳 明)

エコーモデルが協力した映画「三丁目の夕日」にちなむコーナーも必見ですが、何といっても注目なのは、かねてより一般公募していた「エコーワールド2008 ジオラマコンペティション」の受賞作品が実際に見られることでしょう。実は私も審査員を仰せつかっておりまして、すでに特選1作品、入選3作品、佳作5作品、準佳作2作品、合計11作品は決定しているのですが、その結果はオープン初日に会場でご覧いただくことにして、今日は11作品の中からいくつかの場面をダイジェストとしてお目にかけましょう。

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▲「ミシン商会」と名づけられた星野景一さんの作品は、300×170㎜の小スペースに併用軌道前の商家を再現。P:RMM(青柳 明)

ところでこの展覧会、模型だけでなく“写真”も見モノなのを申し添えておかねばなりません。実は阿部さん、1960年代から鉄道ばかりか街の情景にも熱心にカメラを向けられており、今回はそれらの写真も展示されるのです。昭和30年代の交通違反取締りやデパートの内部といった、鉄道には直接関係はないものの、色濃く時代を映し出した写真の数々は、必見であるとともに、「エコーワールド」の原点を見る思いがします。

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▲おでん屋の赤提灯が灯り、よっぱらいのおじさんが立ちション…いかにもエコーモデルのコンペ応募作品らしいウィットは新井一雄さんの「酔曜日の夜」。P:RMM(青柳 明)

6月7日(土曜日)、8日(日曜日)の14時からは会場内のイベントスペースで、『地鉄電車慕情』の宮下洋一さんと、NHK趣味悠々の講師としてお馴染みの諸星昭弘さんによるトークショーも予定されております。司会は私が務めさせていただく予定で、ご両人による“逸品”のご開帳もお願いしております。ぜひお立ち寄りいただければと思います。
■開催スケジュール
2008年6月4日(水)?12日(木) 9:00?21:00
※最終日のみ15:00閉場
■会場
丸善・丸の内本店4階ギャラリー
※JR「東京駅」丸の内北口 徒歩約1分。
■入場料:無料
■主催:エコーモデル
■内容
オリジナル製品展示、有名作家作品展示、「エコーワールド2008/ジオラマコンペティション」受賞作品展示コーナー、「三丁目の夕日」コーナー、「写真で見る昭和の情景」コーナー、「模型で見る昭和の代表的な列車達」コーナー、物販コーナー、休憩コーナー

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