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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2008年3月25日

東武東上線「TJライナー」がお披露目。 動画付

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▲奇しくも伝説の「フライング東上」と同じ「青」を用いたラインが印象的な東武50090系。'08.3.21 下板橋 P:RM(高橋一嘉)

東武鉄道東上本線期待の新星「TJライナー」用の50090系電車が、去る3月21日に報道公開されました。すでにご存知かと思いますが、「TJライナー」は夕方?夜間にかけて下りのみ運転される座席定員制列車で、クロスシートとなるのが大きな特徴です。

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▲これまでの東上線のイメージを塗り替える座席定員制「TJライナー」は6月から運行開始の予定。'08.3.21 下板橋 P:RM(高橋一嘉)
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この「TJライナー」に使用されるのが50090系で、その系列名からもおわかりのように従来の50000系シリーズをベースとしていますが、「TJライナー」の運転時間帯にはクロスシート車、それ以外の時間帯はロングシートの通勤用車輌として使用されることから、関東の民鉄では初めてロングシート・クロスシートの転換機能を搭載していることが特徴です。「マルチシート」と呼ばれるこの転換機構は、運転台のタッチパネルから全車一括制御されるもので、クロス時には折り返し駅で進行方向に向けての転換も行われるほか、乗客が足もとのペダル操作によって手動で回転させてボックス状態にすることも可能です(ロングシート時は操作不可)。

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▲ロングシート時の車内(上)。中吊り広告が取り付けられないのも画期的なことと言えよう。下はクロスシート転換時の車内。車内の案内表示器はクロスとなることを考慮して妻面貫通路上にも設けられた。'08.3.21 下板橋 P:RM(高橋一嘉)
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※シート転換時の動画は→こちら

車体は50070系と同じく車体幅:2800mm、車体長:先頭車20130mm/中間車20000mmの4扉構造。扉間は片側6人掛けとなっており、クロス時のシートピッチは1000mmとゆったりしています(袖仕切り前の座席は760mm)。また、車椅子スペース以外の車端部は3人掛けのロング状態で固定ですが、ここも扉間と同スタイルの腰掛で、1人ずつに肘掛が設けられています。

tjliner4n.jpg平日は池袋発小川町ゆき2本、池袋発森林公園ゆき4本の計6本が、また土休日は池袋発小川町ゆき2本、池袋発森林公園ゆき2本計4本が運行される予定。停車駅はふじみ野、川越、川越市、坂戸、東松山、森林公園、つきのわ、武蔵嵐山、小川町の各駅で、池袋から乗車の場合のみ乗車券とは別に300円(予定)の座席整理券が必要です。

▲車端部はロング状態で固定ながら、ヘッドレストや肘掛が装備される(写真は優先席)。'08.3.21 下板橋 P:RM(高橋一嘉)
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ちなみに東上本線におけるクロスシート車は、臨時列車として6000系が入線したこともありましたが、定期列車ではかつての特急「フライング東上」に使用された5310系が伊勢崎線に呼び戻されて以来、実に46年ぶりのことと思われます。奇しくも「フライング東上」用5310系のボディーカラーでもあった伝説の「青」の帯を締めた50090系は10輌編成4本が投入され、6月から運行開始の予定。この6月ダイヤ改正時には東上線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れも開始され、94年の歴史を誇る東上本線にとっても歴史的なダイヤ改正となります。