鉄道ホビダス

2007年11月28日アーカイブ

第1回:単身、初冬のパリへ。
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▲まずはご当地SNCF(フランス国鉄)に敬意を表して、“RAIL EXPO”の会場グランドーム付近をかっとんでゆく看板列車TGV Duplex(デュプレックス)の姿をご覧あれ。とはいうものの、今回の連載でTGVが登場するのがはこれが最初で最後。“RAIL EXPO”という大それた名称とは裏腹にその実態は…。'07.11.24
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季節はずれの「夏休み」をいただいて、4泊6日の日程で一人でフランスへ行ってまいりました。ノール(北部フランス)とノルマンディー地方に残るインダストリアル・ナローの訪問と、パリ近郊で開催されるモデル・エキジビション“RAIL EXPO”に参加するのが目的でしたが、いずれも想像以上の大収穫で、ひさしぶりのフランスを堪能した旅でした。
今日から再開するこの「編集長敬白」では、主に“RAIL EXPO”の様子を連載としてお目にかけることにいたしましょう。なお、不在中にご報告すべき国内ニュースもいくつか溜まってきているようですので、そちらも折り混ぜながらの不定期連載となる点はあらかじめお含みおきください。

granddome16n.jpgさて、今年が第1回となる“RAIL EXPO”ですが、事前アナウンスによれば、昨年まで同時期に開催されていたナローゲージを中心としたモデル・エキジビション“EXPO METRIQUE”(エキスポ・メトリック)をベースに、運営母体も変わって新たにスタートするとのことでした。ネーミング自体が“METRIQUE”(メトリックゲージ、つまりは彼の地のナロー=750㎜や600㎜ゲージを連想させる)からジェネラルな“RAIL”に変わることもあって、恐らくもっと一般受け(?)する展示内容に規模を拡大するものと想像していましたが、さにあらず。実際に会場を目にして、正直言って立ちすくんでしまいました。どこが“RAIL EXPO”なのか…巨大な会場を埋め尽くしているは、ナローゲージどころか、インダストリアル・ナローばかりではないですか!
▲アンチークな雰囲気の第1回RAIL EXPOのポスター。下欄には協賛出版社や協力レストランなどのロゴが並ぶ。
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▲天候が不順なこの季節のパリにしては珍しく会期中は晴天が続いた。10時の会場を前に今朝も早くから出展者がドームに集まってくる。'07.11.24

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▲会場のグランドームはパリ郊外の畑地の中に忽然と建っている。周囲には牛の姿も…(左)。最寄駅からはシャトルバスが頻繁に運転されており足の便はすこぶる良い(右)。'07.11.25
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会場のグランドームにはメーカークラブ出版関係レイアウトを合わせて150あまりのブースが設営され、規模としては明らかに昨年のエキスポ・メトリックを上回っています。もちろんわが国でもお馴染みのフルグレックス、ヘルヤン、それにピコといったメーカーブースも見られるものの、聞いたこともないようなバックヤードビルダーや版元のブースが所狭しと立ち並び、一言で表現するならばナローゲージ・モデルの「魔境」といったところでしょうか。

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▲2階席から会場内を見渡す。土曜日の最混雑時には通路を歩くのも困難なほどに。最前列入口に見える“ACCUEIL”(歓迎)のプラカードを掲げているのが運営事務局の総合案内ブース。'07.11.25
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granddome15n.jpgところで、去年おととしと同期の岡山英明君がレポートを送ってくれたこともあって、会場となるグランドームのおおよその周辺環境は理解していたつもりでしたが、実際に自分でレンタカーを運転して行ってみると、かなりイメージが異なりました。もっと都市部にあるものとばかり思っていたのですが、パリ市内からは20キロほど離れた郊外に位置し、瞬間的に思い浮かんだのは西武球場(グッドウィルドーム)です。しかも、周辺は恐ろしく長閑で、放牧された牛の姿さえ見られます。
▲なんと会期中を通して総合案内ブース正面のカウンター上にRM本誌やRMモデルズを展示してもらった。なぜか「この雑誌はサンフランシスコの本屋で買ったことがある」という来場者もいて、こちらがびっくり。'07.11.25

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▲今回の旅のもうひとつの目的、北フランスとノルマンディー地方に残るインダストリアル・ナローも大収穫だった。写真はノルマンディーで見かけた“その道”の方にはたまらないシーン。トップのTGVとは対極にある「鉄道」。'07.11.23
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さて、前ふりはこの辺にして、明日からはこの“RAIL EXPO”での見聞を、移動や食事、さらにはアコモデーションといった周辺情報を交えながらお伝えしてゆくことにいたしましょう。

※これまでにご紹介した主な海外紀行
老人ホームの「給食軌道」(2007年7月=3回連載)
ヘレンタールバーンとナスバルトバーン(2007年3月=2回連載)
ナローゲージ・コンベンションの旅(2006年9月=12回連載)
大連埠頭の「プレ二」(2006年6月=3回連載)
チューリッヒのトラムミュージアム(2006年5月=3回連載)
博山水泥のこと(2006年5月=2回連載)
知られざるもうひとつのレーティッシェ・バーン(2006年2月=2回連載)
アイルランドに欧州最大のナローゲージ網を訪ねる(2006年1月=13回連載)
ひとりぼっちの「RhW」(2005年10月=2回連載)
12年ぶりのライン河上流工事事務所(2005年10月=10回連載)
デイビッドに会いにインドへ行く(2005年6月=7回連載)

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