趣味の総合サイト ホビダス
 
 

レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2007年10月24日

“ハイグレード車両”E655系に試乗。

e655n101.jpg
▲大宮駅7番線に颯爽と入線するE655系の試乗列車9348M。ダークブラウンをベースに3本の金色のラインを配した車体塗色は、他の車輌にはない荘厳な雰囲気を醸し出している。'07.10.24
クリックするとポップアップします。

親しくしていただいているJR上層部の方から個人的にお招きをいただき、先日完成したばかりの“ハイグレード車両”E655系に試乗してきました。大宮から上野までと、乗車時間としては24分ほどのささやかなミニトリップでしたが、出発前には各車内の内覧時間も充分にいただき、文字通り“ハイグレード”な設備を堪能することができました。

e655n102.jpgすでにE655系に関しては本誌10月号11月号で詳しくご紹介し、本ブログの7月24日付けでもその概要をお伝えしておりますので、改めての説明は省かせていただきますが、JR東日本が足かけ5年の歳月をかけて開発したこれまでに例をみない高級車輌です。しかも特別車輌E655-1(TR)が別途に用意されており、このTR車を組み込むことによって「お召列車」として運行することも前提として開発されています。言い方をかえれば、お召列車として使われる編成の一部に乗車できるわけで、営業開始後の人気のほどは今から想像に難くありません。
▲本日の試乗会のパス。もちろんE655系とコーディネートされたデザイン。'07.10.24
クリックするとポップアップします。

e655n104.jpgさて、車内に入ってまず感じたのは、鉄道車輌というよりは高級ホテルのような独特の雰囲気です。ことに機器室が左右にあるデッキ部は、周囲に窓がないこともあってまるでホテル客室階の廊下のようなイメージです。全席が1列+2列配置となった座席はシートピッチ1160㎜。電動式のリクライニング機構、レッグレスト機構も驚くほど静粛かつスムースで、ことに3号車の9席のみに奢られた革張りのシートは、日本の鉄道車輌史上最も高級感溢れるものでしょう。
▲各乗車口にはアテンダントが立つ。時ならぬ試乗列車の出現に隣のホームのお客さんも興味津々。'07.10.24
クリックするとポップアップします。

e655n105.jpge655n106.jpg
▲“ハイグレード車両”のなかでもとりわけハイグレードな3号車の革張腰掛(左)と、他号車のシート(右)。'07.10.24
クリックするとポップアップします。

e655n107.jpg
▲今回の試乗会では残念ながら3号車のVIP室は公開されなかったが、その廊下だけでも高級ホテルを思わせる。ことに絨毯の毛足の深さは感激もの。'07.10.24
クリックするとポップアップします。

e655n103.jpg
▲全席にタッチパネル式の液晶モニターが備わり、車内販売等もこのパネルからオーダーができるようになっている。'07.10.24

e655n108.jpgさらに興味深いのは全座席に設けられている8.4インチのタッチパネル式液晶モニターです。デジタル放送、ビデオ・音楽放送、ゲーム、運転台カメラからのライブ映像などのほか、飲み物や食事、さらにはお土産ものまでもがこのタッチパネルで注文できるようになっています。この面白さは本来“動画”でお目にかけるとわかりやすいかと思いますが、残念ながらムービーを持参していなかったため、今日は静止画のアニメーションでご覧いただきましょう。
▲モニターではリアルタイムに前面展望も楽しむこともできる。'07.10.24
クリックするとポップアップします。

E655%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%94%BB%E9%9D%A2.gif
▲液晶モニターでの車内サービスオーダーをアニメーションで疑似体験していただこう。グッズまで購入できる。

e655fign13.jpg
▲公式リーフレットより。「お召列車」として使用される時は3号車と4号車の間に「特別車両」E655-1が組み込まれる。
クリックするとポップアップします。

この注目の“ハイグレード車両”E655系、11月後半には団体臨時列車として初めての営業運転に充当される予定です。特別な中でも群を抜いて特別な車輌だけに、おいそれと乗車することはできないでしょうが、こんな夢の車輌の存在そのものが嬉しい限りです。