鉄道ホビダス

2007年10月21日アーカイブ

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▲冬の訪れを予感させる日本海をバックに一路直江津へと向う「SLえちご日本海号」。「門デフ」のシルエットがひときわ映える。'07.10.20 鯨波ー青海川
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「門デフ」となったC57 180号機をぜひ撮りたいのですが、20日の土曜日であれば何とかスケジュール調整がつきそうなのでご一緒いただけませんか…前原誠司さんからそんなメールをいただいたのは、かれこれ2週間ほど前のことでした。

c57180n12n.jpg改めてご紹介するまでもなく、前原誠司さんは衆議院議員で現在は民主党の副代表。その一方で小学生の頃からのたいへんな蒸機ファンで、『国鉄時代』4号にもご寄稿いただいているので、その熱意と半端でない知識の深さはすでにご存知の方も少なくないはずです。その前原さんがとりわけシンパシーを感じてきたのがC55、C57といったライトパシ、しかもC55 57を頂点とする「門デフ」装備機です。それだけに今回のC57 180の「門デフ」改装にはまさに居ても立ってもいられず、超多忙なスケジュールを調整しての日帰り撮影行というわけです。
▲右から前原さん、私、『国鉄時代』の山下、そして現地でのアテンドをして下さった会津善和さん。会津さんは長年JR東日本のオフィシャル記録映像を撮り続けてこられたムービーのプロ。'07.10.20 鯨波ー青海川
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日頃から親しくさせていただいている『国鉄時代』編集担当の山下がさっそく計画を立案、前原さんと私が早朝の新幹線で長岡に向かい、前夜に現地入りしてレンタカーを調達していた山下が長岡駅まで迎えに出ることになりました。お目当ての「SLえちご日本海号」は途中の柏崎で一時間近く停車するため、最初に塚山峠で撮影後、定番の鯨波-青海川間に移動しようというプランです。

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▲「SLえちご日本海号」で到着後、直江津運輸区で一般公開された180号機の晴れ姿。「門デフ」は後ろ斜め7:3のアングルも実に決まる。'07.10.20
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c57180n24n.jpg前夜までの豪雨もすっかり止み、薄日も差すまずまずの天気のなか、最初の撮影地となる塚山-長鳥間の塚山峠へ。峠とはいうものの、登りは2キロほど。しかも塚山隧道をサミットに最急でも11.1‰と、C57にとってはほとんど苦にならない程度の勾配だけに、「SLえちご日本海号」は白煙を残して軽快に走り去ってゆきました。それでも渋海川橋梁先の築堤をサイドぎみから狙うアングルからは「門デフ」がはっきり見え、前原さんも手ごたえ充分の様子。余韻に浸る間もなく、次の撮影地鯨波へと向かいます。
▲お目当ての「SLえちご日本海号」の通過を前に、「トワイライトエクスプレス」を見送る前原さん。'07.10.20 塚山ー長鳥
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▲直江津は新潟県の鉄道発祥の地。ただ、かつてはその規模を誇った旧直江津機関区(本誌連載“「SL甲組」の肖像”直江津機関区参照)の扇形庫も今やかろうじて4線分を残すのみ。'07.10.20 直江津運輸区

鯨波駅を出て延長140mと短い鯨波隧道を潜って弁天島をのぞむ海岸に踊り出る32キロポスト付近は、今回の運転区間随一のハイライト。それだけにゆうに百人を超すファンが詰め掛けていました。本来は鯨波隧道を出ると9‰の下り勾配ですが、サービスなのかそれなりの煙も出してくれ、これまた大満足の撮影となりました。

c57180n21n.jpg「SLえちご日本海号」の運転はこの日は直江津まで。C57 180は直江津運輸区でいわゆる“マルヨ”ののち、翌21日(日曜日)に下り「SLえちご日本海号」を牽いて新井から長岡に戻る運用です。直江津運輸区ではC57入区後、夕方までイベントを兼ねた一般公開が実施されており、じっくりと「門デフ」を愛でるためにこの一般公開に伺うことにしました。事前にお話していたこともあって長井区長自らが案内してくださり、すっかりスタイリッシュになった180号機を入庫まで見届けることができました。
▲扇形庫内で明日の運転に備えて整備が続く。こんなショットでも「門デフ」の存在感は抜群。'07.10.20 直江津運輸区
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前原さんは握手や記念写真を求める来場者に気軽に応じながらも、1974(昭和49)年以来という目の前の生きた「門デフ」に大感激の様子。ご自身の趣味の原点だった遠い日の南九州へと思いを馳せられているようでした。

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