鉄道ホビダス

2007年10月 4日アーカイブ

36年前の西舞鶴にて。

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▲西舞鶴を発車、伊佐津川への築堤を登るC58牽引の舞鶴線(小浜線)921列車。京都を早朝に発って山陰・舞鶴・小浜線経由で敦賀を目指す。'71.3 西舞鶴?東舞鶴

以前にも記したことがありますが、モノクロネガやカラーポジに比してどうもぞんざいな扱いになりがちなのがカラーネガ・フィルムです。仕事がら印刷適性が劣るという固定観念があり、それが邪険な扱いにつながっているのかも知れません。もちろん、最近の画像処理技術ではカラーネガが劣るなどということはほとんどなく、むしろ適材適所であえてカラーネガを使うことさえあります。のっけから余談ながら、今月号で広田尚敬さんに特写していただいた鉄道博物館の折込も、暗い館内でのシャドー部の再現性を考慮してあえてカラーネガによる撮影です。

obama3nn.jpgプライオリティーが低く設定されがちだった昔のカラーネガだけに、整理も行き届いておらず、ものによっては正規のネガケースではなく、とんでもない引き出しの奥からひょっこり出てくるものさえあります。今日お目にかける西舞鶴の光景もそのパターンで、最近“発見”されたフジカラー・フィルムです。撮影はたしかサブ・カメラとして持っていったミノルタA2。模型製作時の塗色の参考と記念写真用にとカラーネガを装填していただけに、ベストショットはすべてモノクロ・ブローニーで、こちらは何とも気の抜けたカットばかりです。
▲第6伊佐津川橋梁を渡り西舞鶴に下り込むC58重連の上り貨物列車。この伊佐津川橋梁先の23.5キロポスト付近をサミットに両側から25パーミルの勾配が続いていた。'71.3 東舞鶴?西舞鶴
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▲西舞鶴区にはC58や9600に混じって5輌のC12の配置があり、主に舞鶴港線の運用に就いていた。舞鶴港から帰投するC12。'71.3 東舞鶴?西舞鶴

それでも改めてスキャナーにかけてみると、モノクロにはない色の記憶が鮮明に甦ってきて、しばし時の経つのを忘れてモニターに見入ってしまいました。

obama4nn.jpg撮影した1971(昭和46)年春といえば、小浜線無煙化の半年前で、まだ西舞鶴機関区には小浜線用のC58、宮津線用の9600、それに舞鶴港線や入換用のC12が在籍していました。確か宮津線への乗り換え途中に半日ほど撮影しただけだったように記憶していますが、許可をとって入れてもらった機関区で2年前まで大宮区にいた29680を見つけて感激したことだけは今もって鮮明に覚えています。
▲西舞鶴構内で入換中のC12。宮津線とのジャンクションである西舞鶴駅構内は、今日では想像もつかないほどの活気に満ちていた。'71.3
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風光明媚な宮津線に比べてあまり話題になることもなかった舞鶴線と小浜線。機関車がC58だったのも軽視される要因だったのかも知れませんが、ミノルタのシャッターを押しているこの時は、まさか32年後に電化されようとは思ってもみませんでした。

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