鉄道ホビダス

2007年10月 3日アーカイブ

土佐電気鉄道7形に出会う。

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▲高知駅前から桟橋に向かってゆっくりと走る7形。昼間は定期列車に充当されるため、事情を知らない人は突如やってきた“非冷房”の古めかしい電車にびっくり。'07.7.21 桟橋通一丁目
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7月に四国を訪れた際、ほんとうに駆け足ではありましたが“とでん”こと土佐電気鉄道をのぞいてきました。首都圏からだと陸路で行くにはかなり遠いためか、話題になる機会も少ないようですが、なかなかどうして車輌面でもロケーション面でも侮れない魅力を秘めた鉄道です。

tosaden7gou4n.jpgそんな土佐電気鉄道ですでに20年以上もマスコット的存在として親しまれているのが「維新号」と呼ばれる7形復元単車です。土佐電気鉄道は1904(明治37)年の開業。わが国初の営業電気鉄道=京都電気鉄道に遅れることわずか7年、現在でも営業を続けている路面電車としては最古の存在です。7形はその土佐電が開業80周年を記念して1984(昭和59)年に復元したもので、開業時の“7号”の図面をもとに驚くほど忠実にその姿を再現しています。とりわけ足回りは初代7形のブリル21Eを踏襲しており、新製されたいわゆる“レトロ電車”の類とはその存在価値が格段に異なり、いわば走る文化財とも称せましょう。
▲終点の桟橋通五丁目に到着しようとする7形。防波堤こそ高くなってしまったものの、昔も今も潮風が心地よい電停。'07.7.21 桟橋通五丁目
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tosaden7gou3n.jpg初代7形は20年以上にわたって増備が続き、メーカーも梅鉢、日車、三菱など複数にわたっています。ブリル製の単台車にモニタールーフの木造車体、ベスチビュール式の開放デッキ、ポール集電といういかにも明治・大正期の路面電車の典型的スタイルをしています。復元車の車体は日本車輌で製作され、木製の車内まで実に丹念に再現されています。さらに巨大な救助網まで装備されているのも嬉しい限りです。
▲車庫前を快走する。単車ならではのピッチングがなんとも楽しい。「フットゴング」も再現されており、警笛ならぬゴング音も耳にすることができる。'07.7.21 桟橋車庫前
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▲救助網もしっかり再現されてまさに威風堂々の姿。ブリル製の台車はもともとは7形22号が履いていたものとされる。'07.7.21 桟橋通五丁目
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この7形「維新号」、オープンデッキとあってさすがに冬場は運転されないようですが、それ以外の時期は外国電車の運用で桟橋線(高知駅前~桟橋通五丁目)で営業運転され、一般車に混じってあのはりまや橋を行く姿も目にすることができます。

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